笠森観音

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基本情報

知名度 ★★★
平均評価


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種類 寺院(天台宗)
アクセス JR外房線茂原駅から小湊鉄道バス上総牛久駅行きで「笠森」下車、徒歩5分。無料駐車場あり。
概要 笠森観音は千葉県長生郡長南町にある天台宗で正式には大悲山楠光院笠森寺という。
寺伝によれば784年(延暦三年)、この地を訪れた伝教大師最澄(天台宗の開祖)が楠の霊木で十一面観音像を刻み一堂を設けてこれを安置したのが始まりとされ、永延年間(987~89年)には花山法皇が参詣したと伝えられ、1028年(長元元年)に後一條天皇の勅願により飛騨匠の手で観音堂が建てられた。
境内は非常に自然豊かで、重要文化財に指定されている鋳銅唐草文釣燈籠や応永三十三年(1426年)の銘を持つ鋳胴孔雀文磬など貴重な文化財も多く残されている。坂東三十三観音霊場第三十一番札所。
見どころ 観音堂十一面観音像芭蕉句碑子授けのクス黒招き猫
拝観時間 4月-9月→8時~16時30分、10月-3月→8時~16時(雨天だと拝観できない可能性あり)。
拝観料 大人200円、小人100円。
サイト http://kasamori-ji.or.jp/
住所 千葉県長生郡長南町笠森302

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笠森観音の見どころ

観音堂

大岩の上に位置する正面5間(9m)、側面4間(8m)、四方懸造、屋根は銅板葺寄棟造の建物。(懸造は斜面に柱を立てて張り出すように造られている建築様式の事で京都の清水寺が有名だが四方懸造は日本で唯一という)。
以前は1028年(長元元年)に建てられたものと考えられていたが、1960年(昭和三十五年)に行われた解体修理の際に天正年間(1573-92年)・文禄年間(1592-96年)の年号が書かれた墨書銘が見つかり、桃山時代の再建であることが判明した。重要文化財に指定。

十一面観音像

観音堂に安置される笠森寺の本尊。秘仏であり、丑年と午年にのみ公開される。
伝興大師の自刻と伝えられるが墨書名から応永三十三年(1426年)に造られたものであることがわかっている。

芭蕉句碑

山門手前にある石碑。江戸時代の俳人松尾芭蕉を記念したもので、1777年(安永六年)の建立。

子授けのクス

境内にあるクスノキの事で、根元に空いた穴を夫婦で潜れば子宝に恵まれるといれている。
古来より木の伐採が禁じられていたという笠森寺境内は笠森寺自然林として天然記念物に指定されており、クスの他にもスギ、マツ、アラガシなどの木が聳え、フクロウ、コノハズクなどの野鳥、リス、イタチなどの獣類も多く生息するという。

黒招き猫

当寺境内の売店で売られている黒色の招き猫は様々なご利益があると評判で人気だという。

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御朱印

種類 坂東第三十一番「大悲閣」の1種類。
入手場所 観音堂内の納経所。
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 ないようです。

 
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