和賀江島

[spp]

基本情報

知名度 ★★
平均評価




5

種類 史跡
アクセス 鎌倉駅から徒歩30分。またはバス(鎌40)に乗り飯島で下車。
概要 和賀江島は神奈川県鎌倉市の材木座海岸の外れ、逗子市との境目にある鎌倉時代の港の跡。
現存する日本最古の港湾施設の遺構であり、1954年(昭和二十九年)には国の史跡に指定されている。
見た目は人の頭くらいの丸い石が広がっているだけで言われなければ港の跡だとはわからない。普段は一部を除いて水没してしていて島のような外観だが、大潮などで潮が引いた際には陸地と繋がる。
この一体は水深が浅く、大潮で潮が引いた際には海底が露出するので潮干狩りが楽しめ、和賀江島を構成している石を海の生き物にとっては絶好の隠れ家でヤドカリやハゼ、タコなどがいるので磯遊びもできる。
見どころ 景観、磯の生物、港の跡
拝観料 無料
拝観時間 24時間
サイト なし
住所 神奈川県鎌倉市材木座

歴史

和賀江島は住阿弥陀仏という僧の発案で計画され、時の執権北条泰時の支援のもと1232年(貞永元年)に築かれた。
和賀江の築島とも呼ばれ、現在の姿からは想像がつきにくいが、当時は日本各地はもとより宋や東南アジアからも交易船が訪れ、海岸には倉庫が立ち並んでいたという。
室町時代中頃までは極楽寺が和賀江島の管理権を持ち関米を徴収していたが、やがて交易港として利用されることはなくなり、江戸時代になると「石蔵」や「舟入石蔵」と呼ばれ材木座、坂ノ下や小坪の漁師が船を係留する場として利用されるようになった。
1950年(寛永三年)や1764年(明和四年)には和賀江島の利用をめぐって村同士の争いが起きたとの記録が残っている。また八幡宮の修築工事の際には、木材や石材を運び込むための港として使われていたという。
江戸時代後期には満潮時には1m以上海中に隠れるようになってしまったが、関東大震災の際に再び隆起したとされる。

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アクセス

鎌倉駅から徒歩

JR鎌倉駅東口ロータリーを直進して若宮大路に出たら海岸方面に進み、下馬交差点を左折。踏み切りを越えて少し歩き大町四ツ角で右折し道なりに歩いて小坪トンネル手前で海岸に出る。所要時間は約30分。

鎌倉駅からバス

鎌倉駅東口のバス乗り場から京急バス鎌40に乗り「飯島」下車すぐ。

駐車場

無料の駐車スペースはないが134号線に面してコインパーキングがあるので、車の場合はこれを使うのがよい。

 
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