広隆寺

[spp]

基本情報

知名度 ★★★
平均評価


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種類 寺院(真言宗系単立)
アクセス JR太秦駅徒歩約12分。京福電鉄太秦広隆寺駅徒歩3分。市バス・京都バス太秦広隆寺前下車すぐ。
概要 広隆寺は京都市右京区太秦蜂岡町にある真言宗系に寺院。秦寺、蜂岡寺、太秦公寺などの別称もある。
603年(推古天皇十一年)、聖徳太子から賜った仏像を渡来系氏族秦氏の長・秦河勝が祀ったのが始まりのされ、京都最古の寺院といわれる。
当初は秦氏の氏寺の性格が強かったが、後には聖徳太子ゆかりに寺として太子信仰の寺となった。
有名な弥勒菩薩半跏思惟像(国宝)をはじめ、貴重な仏像が数多く収蔵されている。
京都三大奇祭りの一つである牛祭の舞台としても知られるが、近年は牛の確保が困難で開催されていない。
見どころ 講堂(赤堂)本堂(上宮王院太子殿)霊宝殿桂宮院本堂
拝観時間 9時~17時(12月~2月は~16時30分)
拝観料 境内自由。霊宝殿700円、桂宮院200円(修理中で現在拝観不可)。
サイト なし
住所 京都市右京区太秦蜂岡町32

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広隆寺の見どころ

講堂(赤堂)

建物は1165年(永万元年)の建立。正面六間側面四間、寄棟造本瓦葺で、広隆寺境内で最も古く、柱が朱色に塗られていることから赤堂とも呼ばれる。
内部には、中央に本尊の阿弥陀如来坐像(国宝)、右に地蔵菩薩坐像(重文)、左に虚空蔵菩薩坐像(重文)を安置する。いずれも貞観期(859年~877年)の作。

本堂(上宮王院太子殿)

建物は1730年(享保十五年)建立の入母屋造檜皮葺。
内部には1120年(元永三年)に仏師頼範よって造られた聖徳太子像を安置するが、秘仏で普段は見れない。

霊宝殿

宝冠弥勒(Photo by:wikimedia宝冠弥勒(Photo by:wikimedia

広隆寺に伝わる寺宝を保存、展示するための施設。
弥勒菩薩半跏思惟像には、宝冠弥勒菩と宝髻弥勒菩(泣き弥勒)の2体があり、いずれも国宝に指定されている。
宝冠弥勒菩は像高124cm、赤松の一木造で聖徳太子から賜った創建時の本尊だとされる。
その作風は同時期に朝鮮半島で造られたものとよく似ていることや、飛鳥時代に造られた殆どの像が楠を用いるのに対しこの像には赤松が用いられていることから、新羅から持ち込まれたものだとも考えられている。
もう一方の宝髻弥勒菩は楠材、一木造像高90cmの像で、七世紀に日本で作られたものとされる。
その表情はどこか泣いているようなため泣き弥勒とも呼ばれる。
他にも、仏師法橋長成(長勢)作とされる十二神将像及び日光・月光菩薩や四天王像、地蔵菩薩立像、千手観音菩薩像などが安置されている。

桂宮院本堂

境内西側に位置する八角円堂で、正確な建築年代は不明だが、1251年(建長二年)頃だと考えられている。
堂内には八角春日厨子が安置され、その中に建物と同じ頃に造られたとされる聖徳太子像(重文)が収められている。4、5、10、11月の日曜祝日のみ公開されていたが、現在は修復工事中で非公開。

御朱印・御朱印帳

種類 ①「弥勒菩薩」の御朱印、②聖徳太子御遺跡霊場第二十四番「太子楓野別宮」の御朱印。
入手場所 霊宝殿の受付。
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 ないようです。

歴史

「日本書紀」には、603年(推古天皇十三年)、聖徳太子から与えられた仏像を祀る為に秦河勝が蜂岡寺(広隆寺の別名)を創建したとあり、また623年(推古天皇三十一年)、新羅の使者が献じた仏像を葛野の秦寺(広隆寺の別名)に安置したとある。
一方「広隆寺縁起」によれば、仏像を賜った年は同じだが、寺が完成したのは622年(推古天皇三十年)で、初め九条河原に創建されたのち現在地へ移ったとされている。また、平安時代初期に成立した太子の伝記「上宮聖徳太子伝補闕記」などによると山城の蜂岡南麓にあった太子の別荘を秦河勝が寺に改めたとする。他にも、創建を601年とする説や最初北野白梅町付近に建てられ現在地に移ったとする説、斑鳩寺が燃えた後、百済人が蜂岡を創ったとする説などがありはっきりとはしない。
とりあえず秦氏の氏寺として7世紀初頭に存在していたことは間違いないだろう。秦氏は渡来系の有力氏族で、山背国葛野郡や紀伊郡を拠点として養蚕,機織、土木などを営み、聖徳太子とも深い関係にあったとされる。
818年(弘仁九年)には火災で多くが焼失し、836年(承和三年)に別当に就いた道昌によって復興された。この時、丹後国多原寺にあった薬師如来像を広隆寺に移したという。
1150年(久安六年)にも火災に遭ったが、1165年(永万元年)には復興が完了している。平安時代から鎌倉時代にかけて太子信仰が盛んになると、聖徳太子所縁の寺として広く信仰を集めるようになった。

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アクセス

太秦広隆寺駅から

太秦広隆寺駅の改札を出るとすぐに広隆寺の入口が見えてくる。

駐車場

三条通り沿いに広隆寺の参拝者専用駐車場があり、無料で利用することができる。営業時間は9:00~17:00、収容台数はバスが30台分、自家用車が50台分となっている。

 
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