法輪寺

[spp]

基本情報

知名度 ★★
平均評価


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種類 寺院(聖徳宗)
アクセス 近鉄奈良駅から奈良交通バス法隆寺行きで法起寺下車徒歩8分。JR大和小泉駅徒歩15分。無料駐車場あり。
概要 法輪寺は奈良県生駒郡斑鳩町にある聖徳宗の寺院。
創建については、聖徳太子の病気平癒を願って子の山背大兄王や由義王が622年(推古天皇三十年)に創建したとする説と670年(天智天皇九年)に法隆寺が燃えた後、百済の開法師、円明法師、下氷新物らが建てたとする説がある。
境内から7世紀中頃の瓦が出土しているので、いずれにしてもその頃までに寺が存在したことは確かなようである。
また発掘調査によれば、創建時の伽藍配置は法隆寺西院と同じで、規模は3分の2につくられているという。
平安時代以降徐々に衰微し、1367年(貞治六年)火災に遭い、1645年(正保二年)、金堂と講堂が大風で倒壊。さらに1944年(昭和十九年)、落雷で三重塔を焼失し、創建時の建物は全滅した。
かつては興福寺一乗院の末寺で、明治に真言宗となり、戦後は法隆寺を総本山とする聖徳宗の寺院になっている。
現在の境内には講堂・金堂・妙見堂・地蔵堂・三重塔などが建つ。また、付近には聖徳太子が開いたとされる三つの井戸のひとつ「赤染の井」や当寺と法隆寺の瓦を製造したと考えられる三井瓦窯跡がある。
見どころ 三重塔、講堂、妙見堂
拝観時間 3月-11月末→8時~17時、12月~2月末→8時~16時30分。
拝観料 大人400円、小学生200円
サイト http://www1.kcn.ne.jp/~horinji/
住所 奈良県生駒郡斑鳩町三井1570

法輪寺の見どころ

三重塔

元の塔は前述の通り1944年(昭和十九年)に燃え、現存するのは1975年(昭和五十年)の再建。
再建に多くの信徒や作家の幸田文(幸田露伴の娘)の支援があり、名工として名高い宮大工の西岡常一が棟梁を務めた。総高24m、内部には釈迦如来坐像と四天王像を安置する。

講堂(収蔵庫)

1960年(昭和三十五年)に収蔵庫として再建された建物で、薬師如来像など7体の仏像を安置。
かつて金堂の本尊だった木造薬師如来坐像(重文)や虚空蔵菩薩立像(重文)は樟(クスノキ)材の一木造で、奈良時代後期の作。
高さ360cmの講堂の本尊十一面観音立像(重文)は杉材の一木造で、平安時代後期の作。

妙見堂

現存する建物は2003年(平成十五年)の再建で、妙見菩薩を祀る。
妙見菩薩立像は秘仏なため普段は拝観できないが、4月15日に行われる妙見会式の際に公開される。

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御朱印

種類 ①「薬師如来」の御朱印、②「十一面観世音」の御朱印、③「虚空蔵菩薩」の御朱印、④「山背王誕生水」の御朱印、⑤「釈迦如来」の御朱印(釈迦如来像公開時限定)。
入手場所 本堂内の朱印所。
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 ないようです。

 
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