宝山寺

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基本情報

知名度 ★★★
平均評価


0

種類 寺院(真言律宗)
アクセス 近鉄奈良線生駒駅すぐの鳥居下駅からケーブル線で宝山駅下車、徒歩10分。駐車場あり。
概要 宝山寺は奈良県生駒市門前町にある真言律宗の寺院で生駒聖天の名でも知られる。
生駒山は古くから霊場として崇められてきたところで、1678年(延宝六年)に宝山湛海が弥勒菩薩を祀り、仮堂を建てたのが宝山寺の始まり。
般若窟と呼ばれる岩壁を背景にした境内には、本堂 、聖天堂、多宝塔、大師堂、獅子閣、観音堂、客殿、庫裏などが建ち並び、商売繁盛や子授けの神として信仰を集めている。
見どころ 本堂聖天堂(天堂)獅子閣奥の院
拝観時間 境内自由
拝観料 境内自由
サイト http://www.hozanji.com/
住所 奈良県生駒市門前町1-1

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宝山寺の見どころ

本堂

1688年(貞享五年)、郡山藩の家老梶金平一雄の支援で建てられた5間4面、護摩堂様式の建物。
内部には湛海が1701年(元禄十四年)に自ら刻んだという本尊の不動明王像を安置する。

聖天堂(天堂)

本堂背後に位置する建物で、内部厨子には大聖歓喜天(聖天)や十一面観音、毘沙門天を祀る。
歓喜天は仏法を守護するとされる神で、象頭人身で描かれ、単身象もあるが2体が抱き合った双身象も多く、富貴・夫婦和合・子宝にご利益のある神として信仰される。

獅子閣

1884年(明治十七年)に客殿として建てられたもので重要文化財に指定されている。
越後出身の宮大工吉村松太郎が棟梁を務めたが洋風な造りで内部にはステンドグラスが用いられている。
普段は非公開(特別公開時は入場料500円が必要)。

奥の院

境内奥にある一角で奥の院本堂、開山堂、大黒堂などから成る。
本堂内部には元々湛海作の不動明王像が安置されていたが、1853年(寛永六年)に焼失し、現存するのは1856年(安政三年)に元の像を模して造られたもの。

御朱印・御朱印帳

種類 中央の墨書は、①「歓喜天」、②「不動明王」、③「愛染明王」の三種類。
入手場所 境内納経所。
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 ないようです。
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歴史

当地は古くから神聖な山として崇敬され、奈良時代には役行者(役小角)が修験道の修行して般若窟に般若経の書写を納め、空海もここで修行したとされる。
1678年(延宝六年)、数人の弟子と共に生駒山に入った湛海律師は般若窟に弥勒菩薩を安置し、翌年五間四面の仮本堂が建てられた。さらに1686年(貞享三年)に聖天堂が、1688年(貞享五年)には本堂が完成した。
寺号は最初大聖無動寺といったが、後に大宝寺と改め、天皇家や将軍から商人、庶民まで広く信仰を集めた。

 
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