矢田寺

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基本情報

知名度 ★★
平均評価


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種類 寺院(高野山真言宗)
アクセス 近鉄郡山駅から奈良交通バス矢田寺行きで終点下車すぐ。駐車場あり。
概要 奈良県大和郡山市矢田町にある高野山真言宗の寺院で、正式には矢田山金剛山寺という。
寺伝によれば773年(天武天皇二年)、天皇の勅願によって智通が創建したとされ、当初は十一面観音像とと吉祥天女を本尊としていたが、平安時代に満米が再興して以来地蔵菩薩が信仰を集めるようになった。
境内には本堂、講堂、春日神社や塔頭の大門坊、念仏院などが建ち並び、紫陽花の名所としても知られる。
見どころ 本堂地蔵菩薩立像春日神社みそなめ地蔵アジサイ
拝観時間 9時~17時(入門は16時30分まで)
拝観料 境内自由(アジサイ園開園の6月1日~7月10日は500円)。本堂拝観200円。
サイト http://www.yatadera.or.jp/
住所 奈良県大和郡山市矢田町3506

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矢田寺の見どころ

本堂

正面7間、側面4間の建物で、室町時代末期の再建。
堂内には貞観時代の作とされる本尊の地蔵菩薩立像(重文)、鎌倉時代の地蔵菩薩立像(試みの地蔵、重文)、徳川綱吉の母・桂昌院寄進という厨子に納められる奈良時代後期の木造十一面観音立像、補修はされているものの同じく奈良時代に造られた木造二天王立像、藤原時代の木造阿弥陀如来坐像などを安置する。

地蔵菩薩立像

本堂には2体の地蔵菩薩立像が安置されているが、それには以下のような話が伝わっている。
矢田寺の満米上人は、昼は嵯峨天皇に仕え、夜は閻魔大王に仕えたという小野篁と共に地獄に赴き、閻魔大王と面会した後、地獄をめぐっていると罪人を救う地蔵菩薩に出会い、地上に戻ってから4人の翁(春日四神)の協力でその姿を写して像を彫ったというもの。
矢田寺の地蔵菩薩の多くは右手の親指と人差し指を結んだ矢田形と呼ばれる独特なスタイルをしている。

春日神社

矢田寺境内にある神社で、春日造の本殿(重文)は室町時代の建立。

みそなめ地蔵

本堂手前の参道に置かれている地蔵の事。昔ある農家がみその味が悪くなり困っていたところ、夢でその味噌を食べさせれば味をよくしようという地蔵菩薩のお告げがあり、翌日地蔵の口に味噌を塗ると味がよくなっていたという。

あじさい

矢田寺はアジサイの名所として知られ、境内にあるあじさい園には約60種、10,000株ものアジサイが植えられている(花の見ごろの6月1日~7月10日に開園)。
また境内は自然豊かで、他にも桜やシャラ、紅葉なども美しい。

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御朱印・御朱印帳

種類 ①「地蔵尊」、②「摩尼殿」、③「無辺身」、④「大悲殿」、⑤「虚空菩薩」、⑥「毘沙門天」、⑦「観世音菩薩」、⑨「閻魔大王」(公開時限定)。
入手場所 ①は本堂や他の塔頭。②、③は千佛堂、④は念仏院、⑤は北僧坊、⑥、⑦、⑧は南僧坊
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 アジサイがデザインされた御朱印帳があります。

 
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