とげぬき地蔵

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基本情報

知名度 ★★★
平均評価


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種類 寺院(曹洞宗)
アクセス JR山手線巣鴨駅から徒歩8分。都営三田線巣鴨駅から徒歩6分。駐車場なし(周辺にコインパーキングはあり)。
概要 東京都豊島区巣鴨にある曹洞宗の寺院で、とげぬき地蔵の愛称で知られるが正式には萬頂山高岩寺という。
1596年(慶長元年)、扶岳太助という人物によって神田の湯島に創建され、江戸時代初期に下谷屏風坂(現在の上野七丁目辺り)に移り、1891年(明治二十四年)に現在地へ落ち着いた。
境内はそれほど広くないが本尊延命地蔵菩薩(とげぬき地蔵)の人気は高く、初詣や縁日は特に混雑する。
主な行事には、節分会(2月3日)、花祭り(4月第1日曜日)、朝顔祭り(7月上旬)、地蔵会(7月24日)、菊祭り(11月上旬)、縁日(毎月4のつく日)、大祭(1、5、9月の24日)がある。
見どころ 洗い観音本堂とげぬき地蔵尊
拝観時間 境内24時間入場可(本堂の開閉は6時~17時)
拝観料 境内自由
サイト なし
住所 東京都豊島区巣鴨3-35-2

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とげぬき地蔵の見どころ

洗い観音

本堂左手に置かれた観音像の事で、自分の悪い所と同じ部分に水をかけて洗えばご利益があると言われている。
1657年(明暦三年)に起きた明暦の大火で妻を亡くした屋根屋喜平次という信徒から寄進された観音像がいつしかこのような信仰を生むようになったという。
初代の観音像はタワシで擦られすぎたために摩滅し、現在立つ2代目からは布で洗うようになった。

本堂

1891年(明治二十四年)の移転時に建てられた本堂は1945年(昭和二十年)の東京大空襲で焼失し、現在は1957年(昭和三十二年)に東北大学教授横山秀哉の設計で再建された建物が建つ。
2009年(平成二十一年)に国の登録有形文化財に指定されている。

とげぬき地蔵尊(延命地蔵尊)

江戸時代中頃の話。江戸小石川に住んでいた田付又四郎という武士の妻が病に倒れ医師も手の施しようのない状態に陥っていた。なすすべもない田付が妻の日頃から信仰していた高岩寺の地蔵尊に毎日懸命に祈りを奉げていると、ある日夢に一人の僧が現れ「自分の姿を一寸三分に彫って河に浮かべよ」と告げた。彫刻技術を持たぬ田村が「それは急には成し難い」と答えると、「では印像を与えよう」といい、目が覚めると傍らに木片に描かれた地蔵菩薩の御影が置かれていた。田村がこれを元に1万体の御影を作り両国橋から隅田川に浮かべ祈ると妻の体調はみるみる回復した。
またこの話を聞いた西順という僧がハリを誤飲して苦しんでいる毛利家の女中のために御影を一枚貰い、女中の呑ませてみたところ御影に突き刺さった針を吐き出して助かったという。
これが「とげぬき地蔵」という名の由来で、病気治癒、厄除けなどにご利益があるとして信仰を集めるようになった。
本尊は秘仏なため直接拝観することはできず、代わりに本堂で授与される和紙で出来た御影のお守りを調子の悪い部位に貼ったり、お茶に入れて飲むと霊験があるという。

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御朱印・御朱印帳

種類 「南無地蔵尊」の1種類。
貰える場所 境内授与所。
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 御朱印帳はありますがオリジナルではないようです。

 
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