龍口寺

[spp]

基本情報

知名度 ★★
平均評価


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種類 寺院(日蓮宗)
アクセス 江ノ電・湘南モノレール江ノ島駅から徒歩3分。小田急片瀬江ノ島駅から徒歩7分。
概要 龍口寺は神奈川県藤沢市片瀬三丁目にある日蓮宗の寺院。
日蓮宗の開祖である日蓮が当地で処刑されそうになるが奇跡的に助かったこと(→龍ノ口法難)を記念して弟子の日法が1337年(建武四年)自作の祖師像を安置して草庵を開いたのが始まりとされる。
1886年(明治十九年)までは特定の住持を置かず、周辺の八寺(勧行寺、東漸寺、法源寺、本成寺、妙典寺、常立寺、本蓮寺)が輪番で住持を出していた。
見どころ 御霊窟本堂五重塔仏舎利塔
拝観時間 9時~16時
拝観料 自由
サイト http://ryukoji.jp/index.html
住所 神奈川県藤沢市片瀬3-13-37

龍ノ口寺の見どころ

御霊窟

龍ノ口法難の際に日蓮が一時幽閉されていた場所と伝えられる洞窟。

本堂

現存の建物は1832年(天保三年)の再建。堂内には、日蓮が処刑されそうになった時に座らされていたものとされ、この時、皮は敷かれていたことから敷皮石と呼ばれる石が安置されている。

五重塔

1910年(明治43年)建立と新しいが、周辺地区では唯一の五重塔。1923年(大正十二年)の関東大震災でほとんどの建物が倒壊したが、本堂とこの五重塔は無事だった。

仏舎利塔

1970年(昭和四十五年)の建立。内部にはインドのネルー首相から寄贈された仏舎利(シャカの骨)が納められている。

御朱印・御朱印帳

種類 ①「妙法」の御朱印、②「南無妙法蓮華経」の御首題。
入手場所 本堂内。
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 ないようです。
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龍ノ口法難

日蓮は世の中が乱れているのは誤った教えが氾濫しているからであるとして、自著「立正安国論」を幕府に上奏したが、これを自身への批判と受け止めた幕府側によって捕らえられてしまう。
幕府が下した判決は佐渡への流配だったが実際には処刑するつもりであり、1271年(文永八年)、日蓮は当時刑場だったここ龍ノ口に連れてこられる。
一方、幕府内にも処刑に反対する声があり、処刑中止が決定され使者が送られることになったが、現場ではその状況を知らずに刑が執行されようとしていた。
そして執行人が日蓮にまさに刀を振り下ろそうとしたその時、江ノ島の方から眩い光が飛んできて執行人は目が眩み、刀も折れてしまい、この怪事に戸惑っていたところ、使者が到着して刑は中止になった(刑が中止されたのは、執権北条時宗の妻が出産間近だったためとする説もある)。
日蓮宗ではこの出来事を龍ノ口法難と呼んでいる。

 
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