日枝神社(赤坂)

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基本情報

知名度 ★★★★
平均評価


0

種類 神社
アクセス 東京メトロ千代田線赤坂駅から徒歩3分。南北線・銀座線溜池山王駅から徒歩3分。千代田線国会議事堂前駅から徒歩5分。銀座線・丸の内線赤坂見附駅から徒歩8分。駐車場あり。→詳細
概要 東京都千代田区永田町にある大山咋神を主祭神とする神社で山王日枝神社とも。
社伝などによれば、平安後期に武蔵野国を開発した豪族・江戸重継によって創建された山王社が始まりとされ、江戸時代には山王権現と呼ばれ徳川幕府から篤く崇敬されたが、明治維新後に日枝神社と改称された。
1945年(昭和二十年)の東京大空襲で社殿が焼失したため、現存するほとんどの建物は新しく、入り口の石段横にはエスカレーターも設置されている。
主な行事には若水祭(1月1日)、節分祭(2月3日)、山王祭(隔年開催で西暦偶数年の6月中旬に行われる)、中秋管絃祭(9月27日)がある。
見どころ 本殿宝物殿
拝観時間 4月-9月→5時~18時、10月-3月→6時~17時
拝観料 境内自由
サイト http://www.hiejinja.net/
住所 東京都千代田区永田町2-10-5

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日枝神社の見どころ

本殿

1659年(万治二年)に建てられ国宝に指定されていたかつての本殿は1945年(昭和二十年)の東京大空襲で燃え、現存するのは1958年(昭和三十三年)の再建。
天井には、2008年(平成二十年)に日枝神社復興50年の記念として東京藝術大学学長宮田亮平氏の監修でつくられた、鎌倉時代の武蔵野の原野を描いた板絵が嵌め込まれている。
祭神は大山咋神(おほやまくひのかみ)を主祭神として、相殿に国常立神(くにのとこたちのかみ)、伊弉冉神(いざなみのかみ)、足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)を祀る。
元々の祭神山王権現は天台宗で信仰された比叡山(日枝山)の神で、明治の神仏分離令によって「古事記」に近淡海国の日枝山に座すと記されている大山咋神に改められた。

宝物殿

日枝神社に伝わる宝物を収蔵、展示するための施設。
主な収蔵品には、徳川徳松(後に綱吉)によって奉納された鎌倉時代初期の備前国の刀工・則宗の銘を持つ太刀(国宝)や同じく綱吉によって奉納された鎌倉時代初期の山城国粟田口出身の刀工・国綱の銘を持つ太刀(重文)、徳川家康の朱印状、江戸時代の錦絵などがある。
開館時間10時~16時、火曜日・金曜日は定休日。入場料無料。

日枝神社では猿が神の使いとされており、社殿前の狛犬ならぬ狛猿をはじめ境内のいたるところで猿の像や彫刻が見られる。なぜ猿なのかは不明だが、祭神が山の神であることに関係しているのかもしれない。

山王祭

西暦偶数年の6月に行われる当社の例祭の事で、神田明神の神田祭・富岡八幡宮の深川八幡祭と共に江戸三大祭り、あるいは八坂神社の祇園祭・大阪天満宮の天神祭と共に日本三大祭りに数えられている。
江戸時代には江戸城内に入ることを許されたため天下祭とも呼ばれ、盛大に執り行われたことが記録されている。

御朱印・御朱印帳

種類 ①「日枝神社」の御朱印、②「猿田彦神社」(庚申の日限定)の御朱印、③「山王稲荷社」(正月限定?)の御朱印、④「八坂神社」の御朱印。
入手場所 エスカレーター右手、表参道左手の社務所または宝物殿。
値段 1件500円
オリジナル御朱印帳 数種類あり。

歴史

創建の正確なところは不明だが、社伝によれば秩父氏の出身で平安後期に武蔵国に進出して江戸氏祖となった江戸重継(その子重長が頼朝に仕えて御家人となった有名な江戸太郎)によって創建されたのが始まりとされる。
さらに1478年(文明十年)、江戸城を築城した武将・太田道灌によって川越山王社が勧請され、江戸城の鎮守となった。
徳川家康が江戸に入ると城内の紅葉山に新たに社殿が建てられ、1604年(慶長九年)の江戸城改築にともなって半蔵門外の麹町隼町に移転したが、1657年(明暦三年)に起きた明暦の大火によって焼失しため1659年(万治二年)将軍徳川家綱によって現在地に移された。
明治維新後は名称を山王権現(あるいは山王神社)から日枝神社に改め、1882年(明治十五年)に官幣中社、1912年(大正元年)に官幣大社に列せられた。
1945年(昭和二十年)には東京大空襲によって社殿を焼失したが、1958年(昭和三十三年)に再建され現在にいたる。

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アクセス

赤坂駅から

赤坂駅2番出口を出て目の前の道路を直進。すぐに神社入り口が見える。所要時間は約3分。

溜池山王駅から

溜池山王駅7番出口を出て外堀通りを四谷方面に進み、すぐに右折。所要時間は約3分。

赤坂見附駅から

赤坂見附駅11番出口を出て外堀通りを新橋方面に進み左折。所要時間は約8分。

国会議事堂前駅から

国会議事堂前駅・溜池山王駅5番出口を出て目の前の道路を直進し左折。所要時間約5分。

駐車場

表参道の横に参拝客用の駐車場があるので車の場合はこれを利用。料金は無料で、収容台数も多い。

 
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