三菱一号美術館

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基本情報

知名度 ★★★★
平均評価


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種類 美術館
アクセス JR・東京メトロ東京駅(丸の内南口)から徒歩5分。JR・東京メトロ有楽町駅から徒歩6分。東京メトロ千代田線二重橋前駅から徒歩3分。都営地下鉄三田線日比谷駅から徒歩3分。駐車場なし。
概要 東京都千代田区丸の内にある近代美術館。丸の内に多くの土地を持つ三菱地所(株)による運営で2010年(平成二十二年)に開館した。
建物は政府から丸の内の払い下げを受けた三菱が1894年(明治二十七年)、英国人建築家ジョサイア・コンドルの設計で最初に建て、1968年(昭和四十三年)に取り壊された一号館(三菱一号館)を忠実に復元して2009年(平成二十一年)に完成。
展示室は1階から3階に分かれ、1階にはミュージアムショップやカフェ・レストランもある。
コレクションは19世紀後半から20世紀前半の近代美術を中心になされており、年に3、4回企画展が開催される。
見どころ 展示品、建物、歴史資料室、カフェ
開館時間 10時~18時(振替休日除く金曜は~20時)。月曜(祝日の場合翌日)、展示替え期間、年末年始は休館。、
入場料 展示内容によって変動
サイト http://mimt.jp/
住所 東京都千代田区丸の内2-6-2

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三菱一号美術館の主な収蔵品

モーリス・ジョワイヤンコレクション

フランスの画家、版画家でパリの風俗を主題とした作品で知られるアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864-1901年)のリトグラフやポスターから成るコレクション。
ロートレックの親友で画商のモーリス・ジョワイヤンが、ロートレックから受け継いだ作品が中心となっている。

ルドン《グラン・ブーケ(大きな花束)》

オディロン・ルドン(1840-1916年)は、象徴主義を代表するフランスの画家。奇怪な絵や幻想的な絵で知られる。
《グラン・ブーケ(大きな花束)》は1901年に描かれたルドン最大のパステル画で、注文したロベール・ド・ドムシー男爵がブルゴーニュ地方に持つ城の食堂に飾られていた16枚のルドン作品のひとつ。
長らく人目に触れることはなかったが男爵の子孫の相続に伴ってグラン・ブーケ以外の作品は国に物納され(パリのオルセー美術館に所蔵)、残された当作を2010年に三菱一号館美術館が購入した。

ヴァロットン《公園、夕暮れ》

フェリックス・ヴァロットン(1865-1925年)はスイスローザンヌ出身の画家で、前衛芸術グループ「ナビ(ヘブライ語で預言者という意味)派」の一員としてパリで活躍した。
《公園、夕暮れ》は1890年代に製作されたもので、パリ6区のリュクサンブール公園を描いている。
三菱一号美術館では他にも《Intimités(親交)》シリーズなどの版画180点を収蔵する。

レスタンプ・オリジナル

「レスタンプ・オリジナル」は1893年から1895年にかけてパリで発行されら版画集。
毎号10点のオリジナル版画を収めて、年4回、100部限定で配本され、ロートレック、ドニ、ボナール、ゴーギャン、ルノワールなど錚々たる面々の作品が含まれている。
当館の所蔵する「レスタンプ・オリジナル」全作品が揃っており、世界的にも希少なコレクションとなっている。

ジョン&ミヨコ・ウンノ・デイヴィーコレクション

ニューヨーク在住のコレクターであるデイヴィ夫妻から寄贈された陶磁器、銀器、ガラス作品から成るコレクション。
いずれも19世紀後半から20世紀前半にヨーロッパやアメリカでつくられたものであり、ジャポニズム(日本風趣味)の作品が多い。

寄託品

寄託品にも貴重な作品が多く、オーギュスト・ルノワール「長い髪をした若い娘」、フランソワ・ミレー「ミルク缶に水を注ぐ農婦」、クロード・モネ「草原の夕暮れ、ジヴェルニー」、黒田清輝「摘草」、浅井忠「花畠」、坂本繁二郎「うすれ日」などが所蔵されている。
 
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