地主神社

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基本情報

知名度 ★★★
平均評価


0

種類 神社
アクセス 京阪本線五条駅から徒歩30分。またはバスで清水道または五条坂下車、徒歩15分。
概要 地主神社は京都市東山区清水にある神社で、大国主命、素戔嗚命、奇稲田姫命、足摩乳命、手摩乳命、乙羽竜神を祭神とする。
清水寺の一角にあり、元は清水寺の寺内社だったが明治初めの神仏分離際に独立した。
伝承によれば創建は神代以前の事とされ、現在では縁結びにご利益のある神社として有名。清水寺とともに世界遺産に登録されている。
見どころ 本堂拝殿恋占いの石水かけ地蔵撫で大黒おかげ明神銅鑼栗光稲荷社地主桜大国主と兎
拝観時間 9時~17時
拝観料 無料(清水寺拝観料300円が必要)
サイト http://www.jishujinja.or.jp/
住所 京都市東山区清水1-317

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地主神社の見どころ

本殿

清水寺の多くの建物と同じように1633年(寛永十年)に徳川三代将軍家光の支援で再建されたもの。円柱には一つ一つに金蘭巻文様が描かれている。

拝殿

南側正面が崖になっており、一部は清水の舞台と同じように懸造(舞台造)でできている。
平板を並べて張った鏡天井には、狩野元信(1476~1559)の作と伝えられる龍の絵が描かれている。この龍はどの角度から眺めても自分を睨んでいるように見えることから「八方睨みの龍」ともよばれる。

恋占いの石

本殿前の道に置かれた一対の石のことで、一方の石から他方の石まで目を瞑ったまま歩いてたどりつくことができれば恋愛が成就するというもの。

水かけ地蔵

境内の一番奥に置かれている小さな地蔵像のこと。
近年土の中から発見されたといい、水を掛けながら祈願すると霊験があるという。

撫で大黒

大田大神の社殿前に置かれている大国像のことで、体を触りながら祈願すると願いが叶うという。
願いによって触るべき部位が決まっており、頭→受験合格・成績向上、お腹→安産・懐妊、手→勝運・芸事上達、足→交通安全・旅行安全、俵→出世・土地守護・家内安全・夫婦円満、小槌→良縁・開運・厄除け、福袋→商売繁盛・金運向上とのこと。

おかげ明神

どんなな願いでも一つだけ必ずかなうという一願成就の神様。
後方に聳える杉は「いのり杉」または「のろい杉」と呼ばれ、江戸時代には女性達が丑の刻参りで藁人形を打ち付けるのによく使われていたという。今でもその時の釘の跡だという穴が残されている。

銅鑼

撫で大黒の近くには銅鑼があり、三度軽く打って願うと良縁にご利益があるという。

栗光稲荷社

末社の一つで商売繁盛・家内安全・開運招福にご利益があるという。毎年2月には初午祭が開催される。

地主桜

地主神社は古くから桜の名所として知られ、その桜は「地主桜」と呼ばれる。
また嵯峨天皇(786~842年)が地主神社の前を通りかかった際、一重と八重が同じ枝に咲いていた美しさに三度車を返したことから「御車返しの桜」とも呼ばれる。

大国主とウサギ

境内には地主神社の主祭神である大国主命とウサギの像か置かれている。
なぜウサギかと言えば、鰐に皮を剥がれて苦しんでいるうさぎを大国主が助けたという「因幡のウサギ」の話にちなんでのこと。なかなかユニークな表情で面白い。

御朱印

種類 「大国主命」の1種類。
入手場所 境内授与所。
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 ないと思われます。
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歴史

社伝によれば創建は神代(紀元前660年以前)より前のこととされるが詳しいことは不明。
ただ社殿前の置かれた「恋占いの石」はアメリカの原子力物理学者ラリー・ボースト博士によると縄文時代のものとされている。
811年(弘仁二年)に嵯峨天皇が、970年(天禄元年)に円融天皇が1082年(永保二年)には白河天皇が訪れており、円融天皇行幸の際、勅命により臨時祭が行われ、これが「地主祭り」の起源となったという。
また、797年(延暦十六年)には坂上田村麻呂が訪れ、太刀を捧げたといい、この頃に清水寺の一部となったのかも知れない。
1633年(寛永十年)には徳川家光の支援で社殿が建てられ、これが現在も残されている。
明治に入ると神仏分離令の影響で、清水寺から独立し近代社格制度のもとで郷社に列せられた。
1994年(平成六年)には、歴史的経緯から清水寺の一部として世界遺産に登録された。

 
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