豊川稲荷

[spp]

基本情報

知名度 ★★★★
平均評価


0

種類 寺院(曹洞宗)
アクセス JR飯田線豊川駅から徒歩3分。駐車場あり(初詣の時期は交通規制が入るので注意)。
概要 愛知県豊川市豊川町にある曹洞宗の寺院で、豊川稲荷の通称で知られるが、正式には円福山妙厳寺という(神社ではない)。
1441年(嘉吉元年)に曹洞宗寒巌派の僧・東海義易が創建。東海義易は派祖にあたる鎌倉時代の禅僧・寒巌義尹伝来の千手観音菩薩像を本尊とし、寒巌が留学先の宋から戻る際に海上で現れたという荼枳尼天(だきにてん)を鎮守として祀ったが、稲荷信仰と習合した荼枳尼天が有名になると豊川稲荷の呼称で用いられるようになった。
今川義元、九鬼嘉隆、徳川家康の帰依を受け、江戸時代中頃には商売繁盛、家内安全などのご利益で広く庶民の信仰を集めた。
明治初期に神仏分離令、廃仏毀釈運動により鳥居が取り除かれるなどしたが、大きな影響は受けず済んだ。東京赤坂の豊川稲荷は江戸町奉行大岡忠相が当寺の荼枳尼天を勧請して自邸内に祀っていたのを神仏分離の際に遷して誕生したもの。
主な行事に、春季大祭(5月4-5日)と秋季大祭(11月22-23日)があり、初詣の参拝者数が多いことでも知られる。
見どころ 山門法堂本殿霊狐塚寺宝館庭園
拝観時間 9時~17時
拝観料 境内自由(寺宝館は有料)。
サイト http://www.toyokawainari.jp/
住所 愛知県豊川市豊川町1

[gad]

豊川稲荷の見どころ

山門

境内入口に建つ総門の奥に位置する重層門。
天文年間(1532-55年)に今川義元の寄進で建てられたもので、境内最古の建造物となっている。

法堂

山門の正面に位置する十一間四方の建物。
現存の建物は天保年間(1830-43年)の再建で、堂内には寒厳禅師伝来と伝えられる千手観音菩薩像を祀る。

本殿

現存の建物は1930年(昭和三年)再建。
祀られている荼枳尼天は元はインドの神だが、日本では稲荷神と習合して信仰され、しばしば白狐に乗った女性の姿で表象された。殿内にある「豊川閣」の額字は有栖川宮熾仁親王の筆。

霊狐塚

境内奥部にあるエリアで、信徒から奉納された多数の狐の石像が置かれている。

寺宝館

豊川稲荷に伝わる文化財を収蔵、展示するための施設。所蔵の文化財には鎌倉時代の地蔵菩薩立像(重文)などがあるが、現在は休館中という。

庭園

境内の築山泉水庭園は江戸時代初期に造られたもので、国の名勝に指定されており、サツキ、牡丹、クチナシ、サザンカなどの花が楽しめる。

広告

御朱印・御朱印帳

種類 ①「豊川吒枳尼眞天」の御朱印、②百観音第百番霊場「千手観音菩薩」の御朱印、 ③東海三十六不動霊場第十七番「大聖不動明王」の御朱印、④「長壽 薬師如来」の御朱印。
貰える場所 境内寺務所。
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 「豊川稲荷」と入ったシンプルな御朱印帳があります。サイズは18×12㎝。

 
[gad45]

広告