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基本情報
知名度 | ★★★ |
平均評価 | |
種類 | 寺院(光明宗) |
アクセス | JR奈良駅から奈良交通バス西大寺行きで法華寺下車、徒歩3分。近鉄新大宮駅徒歩20分。駐車場あり。 |
概要 |
法華寺は奈良市法華寺町にある独自の宗派光明宗の寺院で法華滅罪之寺とも呼ばれる。 藤原不比等の邸宅跡を娘で聖武天皇后の光明皇后が皇后宮とし、741年(天平十三年)、国分寺・国分尼寺建立の詔が出された後の745年(天平十七年)に官寺となり、総国分尼寺として位置づけられた。 その後次々と伽藍が建立され大寺院となったが、都が平安京に移ると徐々に衰退し、1180年(治承三年)には平清衡による南都焼討で破壊された。 鎌倉時代に入ると西大寺の叡尊の尽力で復興されたが、室町時代には自然災害や戦国大名の争いによって再び荒廃した。現存する本堂、鐘楼、南門は1601年(慶長六年)に豊臣秀頼とその母・淀君の支援で再建されたもの。 |
見どころ | 本堂、十一面観音像、浴室、横笛堂、お守り犬 |
拝観時間 | 9時~17時(入門は16時30分まで) |
拝観料 | 本堂→大人500円、中学生300円(本尊開帳時は200円増し)。華楽園→大人300円、中学生200円。 |
サイト | http://www.hokkeji-nara.jp/ |
住所 | 奈良県奈良市法華寺町882 |
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法華寺の見どころ
本堂
1601年(慶長六年)に豊臣秀頼と淀君が片桐且元を奉行として再建した正面6間側面4間、寄棟造本瓦葺の建物。
堂内には本尊の十一面観音像(国宝)や奈良時代末期の木心乾漆維摩居士坐像 (重文)、同じく奈良時代末期の作で梵天・帝釈天と伝えられる木造二天頭(重文)、鎌倉時代の木造仏頭などを安置する。
十一面観音像
像高100cm、カヤ材の一木造で平安時代初期の作と考えられている。
伝承によれば、健(乾)陀羅国(ガンダーラ)の帝・見生王が生身の観音を拝みたいと願ったところ、それならば日本の光明皇后を拝めばよいと夢で告げられ、自分でいくことはできないので問答師という仏師を日本に遣わした。日本に着いた問答師が皇后に願うと仏像を造ることと引き換えに面会を許された。そうして光明皇后をモデルに三体の観音像が彫られ、その内一体がこの十一面観音像だとする。
普段は秘仏だが、春(3月末~4月初め)と秋(10月末~11月初め)に公開される。
浴室(からふろ)
現存するのは1766年(明和三年)の再建だが、元は光明皇后が病に苦しむ者たちの為に建てたいう蒸し風呂。
皇后が自ら1000人に施浴することを誓ったところ、1000人目に全身膿だらけの病人が現れ、皇后に膿を吸い出してくれるように頼んだ。皇后が覚悟を決め唇を近づけると病人は瞬く間に阿閦如来に姿を変えたという話が伝えられている。
横笛堂
横笛は平家物語などに登場する人物で、平重盛の家来斉藤時頼と恋をするが叶わず出家したという悲恋物語で知られる。横笛堂はその横笛が住んだと伝えられる建物。
お守り犬
法華寺で授与される犬の形をしたお守りのこと。
光明皇后が護摩供養の灰で造ったのが始まりとされ、今も節分会(星まつり)の際に行われる護摩供養で出た灰と土を使って尼僧の手作りで製作されている(求めたい場合は予約しておくと安全)。
御朱印・御朱印帳
種類 | 「本尊十一面観音」の1種類。 |
入手場所 | 境内寺務所。 |
値段 | 1件300円 |
オリジナル御朱印帳 | 寺紋と寺名が入ったシンプルな御朱印帳があります。 |
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