椿大神社

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基本情報

知名度 ★★★
平均評価


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種類 神社
アクセス JR・近鉄四日市駅から椿大神行きバスで約55分、終点下車。無料駐車場あり。
概要 三重県鈴鹿市山本町にある神社で、全国に2000社程あるといわれる猿田彦を祀る神社の本社とされることから猿田彦大本宮とも呼ばれる。
社伝によれば、当地には古くから猿田彦大神が祀られており、垂仁天皇二十七年(前3年?)、伊勢神宮の創建者である倭姫の神託により社殿が建てられたという。
はじめ「道別大神の社」といったが、仁徳天皇の代に’道別’に’椿’の字があてられ、740年(天平十二年)には聖武天皇の勅願で吉備真備により獅子頭が奉納された(これに由来する獅子舞神事(無形文化財)が今も行われる)。
史料上の初登場は748年(天平二十年)であり、865年(貞観七年)に正五位下、891年(寛平三年)に従四位下、白河天皇の代に正三位に列せられ、中世には伊勢国一宮とされた。
また、猿田彦の末裔にあたるという行満大明神が役行者を導いた修験道の祖であることから、中世には修験神道の霊場として多くの修行者を集めた。
1583年(天正十一年)、織田信長の軍勢が伊勢を攻めた際に焼き払われたが、程なく再建され、江戸時代には亀山藩歴代藩主が篤い崇敬を寄せた。
主な行事には、歳旦祭・初詣(1月1日)、節分祭(2月3日)、獅子神御祈祷神事(2月11日、3年に一度)、春季例大祭(4月11日)、夏越大祓(6月30日)、秋季例大祭(11月11日)、師走大祓式(12月31日)がある。アメリカのカリフォルニア州に支社がある。
見どころ 本殿椿岸神社松下幸之助社金龍明神の滝かなえ滝御船磐座土公神陵
拝観時間 5時~17時(祈祷受付・お守りの授与は8時~17時)
拝観料 境内自由
サイト http://www.tsubaki.or.jp/
住所 三重県鈴鹿市山本町字御旅1871

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椿大神社の見どころ

本殿

現存の建物は1968年(昭和四十三年)再建の神明造。
猿田彦大神を主祭神とし、瓊瓊杵尊、栲幡千千姫命、天之鈿女命、木花咲耶姫命、行満大明神など32神を祀る。
猿田彦(サルタヒコ)は記紀神話に登場する神であり、天孫瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が高天原から葦原中国へ降る際に現れ、ニニギと共に行動していた天之鈿女命(アメノウズメノミコト)の交渉により道案内を務め、その後アメノウズメと結婚して故郷である伊勢国五十鈴川の川上へ帰ったというエピソードが記されている。
また、垂仁天皇の皇女倭姫命が天照大神を祀る場所を探している際に猿田彦の子孫である大田命が案内を務めたという。
当社では長寿・縁結び・家内安全・無病息災・交通安全・旅行安全などにご利益のある神として崇敬されている。

椿岸神社

椿大神社の別宮で天之鈿女命(アメノウズメノミコト)を主祭神とし、相殿に太玉命(フトタマノミコト)、天之児屋根命(アメノコヤネノミコト)を祀る。
アメノウズメは猿田彦と夫婦になった上記の話以外では、天照が天岩戸に閉じこもり世界が暗くなった際、岩戸の前で乳房を露わにした滑稽な踊りを披露して天照を引き出すのに貢献したエピソードで知られ、芸能の神として崇敬されている。

松下幸之助社

松下電器(現パナソニック)の創業者である松下幸之助(1894-1989年)を祀る。
松下幸之助は当社に度々参詣し、社殿の造営にも協力したといい、境内には松下の寄進で建てられた茶室「鈴松庵」がある。

金龍明神の滝

本殿近くにある滝で、背後の入道ヶ嶽を源とした大明神川の水が流れ落ちる。
この水は古くから神水とされ、飲めば万病に効くという。毎月11日にはみそぎ修法会が行われる。

かなえ滝

椿岸神社と茶室「鈴松庵」の間に位置する滝。
流れ落ちる神水が様々な願いを叶えてくれるとされることからこの名がある。

御船磐座

天から降ってきたニニギノミコト一行の船が初めて降り立った場所と伝えられる。
近くには江戸時代、伊勢亀山藩のものが神域の森の木を断りなく伐り出して使ったところ神罰があり、そのお詫びに奉納したという’ことわりの鳥居’がある。

土公神陵

参道中程にある前方後円墳でサルタヒコの墓だといわれている。
記紀によれば、サルタヒコは伊勢の阿邪訶(現松阪市)で漁をしている際に比良夫貝という貝に手を挟まれて溺れ死んだという。

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御朱印・御朱印帳

種類 ①「椿大神社」の御朱印、②「椿岸神社」の御朱印、③鈴鹿七福神「寿老神」の御朱印。
貰える場所 境内授与所。
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 椿が描かれた御朱印帳があります。また新たに手塚治虫の漫画のキャラクター(火の鳥に登場する猿田彦と天之細女命)がデザインされた御朱印帳も発売されました。

 
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