九品仏浄真寺

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基本情報

知名度 ★★
平均評価


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種類 寺院(浄土宗)
アクセス 東急大井町線九品仏駅から徒歩5分。東急東横線・大井町線自由が丘駅から徒歩10分。
概要 浄真寺は東京都世田谷区奥沢にある浄土宗の寺院で、三仏堂に9体の阿弥陀如来像を安置することから九品仏に通称で知られる。
当地には元々吉良氏によって築かれた奥沢城があったが、1590年(天正十八年)の小田原攻めの後廃城となり、1678年(延宝六年)に浄土宗の僧珂碩が招かれて当寺が創建された。
境内は自然豊かで貴重な文化財も多い。また3年ごとに行われる「おめんかぶり」(阿弥陀如来二十五菩薩来迎会)は上品堂から本堂に架けられた橋を菩薩の面をつけた25人の僧侶がつきそいの人に手をとられながら渡るという変わった行事で東京都の無形民俗文化財になっている。
見どころ 仁王門鐘楼本堂三仏堂サギソウ
拝観時間 日中
拝観料 境内自由
サイト http://facebook.com/
住所 東京都世田谷区奥沢7-41-3

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九品仏の見どころ

仁王門

総門の奥に位置する重層門で「紫雲楼」と名付けられている。
1793年(寛政五年)に建立されたものであり、左右に仁王像、楼上に阿弥陀如来像、二十五菩薩像、風神・雷神像を安置する。

鐘楼

建物と吊るされている梵鐘は共に1708年(宝永五年)に作られたものであり、梵鐘の方は現在も残る深沢の旧家谷岡家の祖先谷岡又左衛門が両親の菩提を弔うために奉納したものという。大晦日には除夜の鐘が撞ける。

本堂(龍護殿)

現存する建物は1698年(元禄十一年)に建てられたもので、堂内には開山の珂碩上人自刻の釈迦如来座像や法然上人像、善導大師像、珂碩上人像を安置する。
対面に位置する三仏堂が彼岸、本堂が此岸を象徴しており、「おめんかぶり」の行事は浄土から現世に菩薩が来迎する場面を表したもの。

三仏堂

本堂の対面に位置する上品堂、中品堂、下品堂からなる建物で本堂と同じくは1698年(元禄十一年)の建立。それぞれの御堂に珂碩上人作の阿弥陀如来像を3体ずつ安置する(九品仏の由来)。

サギソウ

サギソウは世田谷区の区の花であり、以下のような話が伝えられている。
吉良氏の家臣で奥沢城主だった大平出羽守の娘常盤は吉良頼康に嫁ぐが正室の妬みを買い悪い噂話を流されて追放されてしまう。気を病んで自害を決意した常盤は遺書を白鷺の足に結んで飛ばしたが、この鷺は途中で力尽きて死んしまいそこからサギソウが生えたという。
かつて境内には鷺草園があり、現在も小規模ながら本堂脇でみることができる(花期は7月~8月)。

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御朱印・御朱印帳

種類 ①「九品阿弥陀仏(または九品佛)」の御朱印、②「五劫思惟」の御朱印、③御詠歌の御朱印、④「お面かぶり」の御朱印(来迎会限定)
貰える場所 本堂内にある朱印所。
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 サギソウが描かれた上品な感じの御朱印帳があります。サイズは16×11㎝。

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