江戸東京博物館

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基本情報

知名度 ★★★★★
平均評価


0

種類 美術館
アクセス JR総武線両国駅から徒歩3分。都営地下鉄大江戸線両国駅から徒歩1分。駐車場あり(乗用車1000円/2時間)
概要 東京都墨田区横網にある博物館で、東京都歴史文化財団グループによって運営されている。
1993年(平成五年)、江戸と東京の歴史・文化を後世に伝えることを目的として開館。
菊竹清訓設計の建物は地下1階、地上7階からなり、吹き抜けになった5階・6階部分の常設展示室には「江戸ゾーン」「東京ゾーン」と名付けられた当時の町並みを再現したエリアがあり、当時の人々の暮らしをリアルに体験しながら学習することができる。
また7階は展示内容に関連する約20万点資料を擁する図書館になっており、1階の特別展示室では年に5回前後特別展が開催される。カフェ・レストラン、ミュージアムショップもある。
見どころ 日本橋両国橋西詰三井越後屋江戸本店中村座朝野新聞社鹿鳴館凌雲閣風船爆弾
開館時間 9時30分~17時30分(土曜日は9時30分~19時30分)、月曜(祝日の場合翌日)、年末年始休館。
入場料 常設展→一般600円、大学・専門学校生480円、高校生・中学生(都外)・65歳以上300円、中学生(都内在住または在学)・小学生以下無料。特別展は展示内容により変動。団体割引あり。
サイト https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
住所 東京都墨田区横網1-4-1

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江戸東京博物館の見どころ

日本橋

日本橋は現在も中央区の日本橋川に架かる橋で、1603年(慶長八年)に初めて架けられて翌年には五街道(東海道・日光街道・奥州街道・中山道・甲州街道)の基点と定められ、周辺は商業地として栄えた。
館内には19世紀前半の日本橋の北側半分(約25m)が復元されており、実際に歩いて渡ることができる。

両国橋西詰

隅田川に架かる両国橋から花火見物をする人々の様子を、天保の改革の取り締まり記録をもとに1/30スケールで再現したもの。江戸の町の賑やかさをいきいきと伝えている。

三井越後屋江戸本店

越後屋とは現在の三越百貨店の前身にあたる呉服店であり、1673年(延宝元年)に三井高利が江戸日本橋に創建。
高利は「店前売り」や「現金安売掛け値なし」などの当時としては画期的な手法を取り入れて大成功を納め、後の三井財閥にまで続く繁栄の基礎を築いた。
館内にはその越後屋江戸本店を1/10で再現した模型が展示されている。

中村座

中村座は江戸三座のひとつに数えられた歌舞伎劇場。
館内には19世紀初期に堺町(現日本橋人形町)にあった中村座が実寸大で復元されており、歌舞伎役者の名前の書かれた派手な看板から当時の賑わいを窺い知ることができる。

朝野新聞社

朝野新聞は1874年(明治七年)から1893年(明治二十六年)まで東京で発行された新聞で、政府に批判的な論調で人気を博した。
東京ゾーンでは銀座4丁目にあった朝野新聞本社が実寸大で再現されている。

鹿鳴館

鹿鳴館は1883年(明治十六年)に東京府麹町区山下町薩摩藩邸跡(現千代田区内幸町)に建てられた洋館。
社交場として使われ、外務卿井上馨の方針のもと外国人の公使やその夫人を招いてダンスパーティーが開催されたが、欧化政策の象徴として国粋主義者から激しく批判された。
その後、華族会館として使われたが、日本徴兵保険会社に売却され、1940年(昭和十五年)に取り壊された。
館内には1/25スケールの復元模型が展示されている。

凌雲閣

凌雲閣はウィリアム・K・バルトンの設計で1890年(明治二十三年)、浅草に建てられた12階建てのビル。
浅草十二階とも呼ばれ、日本初のエレベーターが設置されるなど最新の設備を誇ったが、1923年(大正十二年)の関東大震災で倒壊した。
館内には1/10スケールの再現模型が展示され、関東大震災に関するコーナーでは震災で8階部分より上が崩れ落ちた写真も展示されている。

風船爆弾

風船爆弾は第二次大戦中に陸軍が開発した気球のゴンドラ部分に爆弾を搭載した兵器。
偏西風に乗せてアメリカ本土まで飛ばそうというもので、実際の約9000発が放たれ、数百発がアメリカ合衆国まで到達した(被害はほとんどなかったという)。
空襲と都民コーナーにはこの風船爆弾を気球部分4/4.5、ゴンドラ部分1/3のスケールで再現したものが展示されている。実際に見てみると名前から想像されるよりはちゃんとした兵器だという感想をいだくかもしれない。

 
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