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基本情報
知名度 | ★★ |
平均評価 | |
種類 | 寺院(浄土宗) |
アクセス | JR総武線両国駅西口から徒歩3分。都営地下鉄大江戸線両国駅から徒歩10分。 |
概要 |
東京都墨田区両国にある浄土宗の寺院で正式には諸宗山無縁寺回向院という。 1657年(明暦三年)に起きた明暦の大火(振袖火事)は江戸の6割以上を焼き、10万人以上の人が亡くなったといわれ、第四代将軍徳川家綱はその犠牲者を葬るため隅田川の東岸に万人塚をつくらせ、徳川家の菩提寺である芝増上寺の23世遵誉に命じて大法要を行わせた。 この時、法要を行うための伽藍を建てたことが当寺のもととなっており、その後も「有縁・無縁に関わらず、人・動物に関わらず、生あるすべてのものへの仏の慈悲を説くもの」という理念のもと災害などの犠牲者が葬られてきた。 また江戸時代には勧進相撲(寺社の修繕費を目的とした相撲)が盛んに行われ、多くの民衆で賑わった。 境内には本尊の阿弥陀如来像と千体地蔵尊を安置する本堂や馬頭観世音菩薩像を安置する馬頭観音堂があり、数々の供養塔が立つ。 主な行事には、修正会(1月1日)、両国にぎわい祭り(5月)、盂蘭盆法会(7月13~15日)、千体地蔵尊供養会(8月24日)、夜法会(10月19日)がある。 |
見どころ | 馬頭観世音菩薩像、力塚、鼠小僧の墓、塩地蔵、水子塚 |
拝観時間 | 9時~16時30分 |
拝観料 | 境内自由 |
サイト | http://ekoin.or.jp/ |
住所 | 東京都墨田区両国2-8-10 |
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回向院の見どころ
馬頭観世音菩薩像
馬頭観音堂に安置される観音菩薩像で、江戸三十三箇所観音参り第4番札所となっている。
4代将軍徳川家綱の愛馬が亡くなった際当寺に葬ることになり、その供養のために二世信誉貞存上人が自ら刻んだのがこの像であり、病気平癒などにご利益があるとして信仰を集めた。
力塚
回向院で初めて勧進相撲が行られたのは1768年(明和五年)の事で、以後勧進相撲興行が盛んに行われた。
また両国国技館の建てられる以前の1833年(天保四年)から1909年(明治四十二年)にかけては当寺境内で定期的に相撲が行われ、大相撲の起源となった。
この力塚は力士や親方の霊を弔うため1936年(昭和十一年)に建てられたもので、現在も相撲関係者が多く訪れる。
鼠小僧の墓
鼠小僧次郎吉(1797-1832年)は江戸時代後期の泥棒であり、悪徳な大名や旗本の屋敷から金を盗み、町民の長屋にそっと置いて立ち去る義賊と噂された。
数百回に及ぶ盗みを成功させその名を轟かせたが1832年(天保三年)、ついに捕まり、小塚原刑場で処刑された後当寺に葬られた。
長年捕まらなかったことから墓石を削って持ち帰りお守りにすれば勝運・金運などにご利益があるといわれている。
境内には他にも戯作者の山東京伝や義太夫節の創始者・竹本義太夫の墓がある。
塩地蔵
境内の一角に置かれた地蔵菩薩の事で、この像に願いを掛けた人は願いが叶うと塩を供えるという習慣があったため塩地蔵と呼ばれるようになった。
水子塚
生まれる事の出来なかった胎児や生まれてすぐに死亡した乳児の霊を慰めるために造られた塚。
1793年(寛政五年)に老中松平定信の命でつくられたもので、水子供養の早い例だとされている。
御朱印
種類 | ①「南無阿弥陀如来」の御朱印、②江戸三十三観音霊場第四番「馬頭観世音」の御朱印。 |
貰える場所 | 境内寺務所。 |
値段 | 1件300円 |
オリジナル御朱印帳 | ないようです。 |
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