西新井大師

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基本情報

知名度 ★★★★
平均評価


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種類 寺院(真言宗豊山派)
アクセス 東武大師線大師前駅から徒歩5分。都営日暮里・舎人ライナー西新井大師西駅から徒歩20分。専用駐車場なし。
概要 西新井大師は東京都足立区西新井にある真言宗豊山派の寺院で、正式には總持寺という。
826年(天長三年)に空海によって開かれたのが始まりと伝えられる古刹で、普段から多くの参拝客で賑わい特に初詣の時は混雑する。
主な行事には、初詣(1月1日~)、初大師(1月21日)、節分・だるま供養(2月3日)、灌仏会(4月8日)、良寛会(5月5日)、風鈴祭り(7月初旬)、西新井大師夏まつり(8月下旬)、北斎会(10月第1土曜日)、納めの大師・歳の市(12月21日)がある。
見どころ 山門本堂三匝堂出世稲荷塩地蔵奥の院牡丹園・植物
拝観時間 境内→6時~20時、本堂→8時~18時、お守りなどの授与→9時~16時30分(初詣の時などは変動)
拝観料 境内自由
サイト http://www.nishiaraidaishi.or.jp/
住所 東京都足立区西新井1-15-1

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西新井大寺の見どころ

山門

境内入り口に立つ素木造りの重層門。
現存するのは江戸時代後期の再建で、楼上には五智如来像を安置し、初層の左右では寺を護る金剛力士像が睨みをきかせている。足立区の指定文化財。
ちなみに付近では草だんごが名物らしく門前には草だんご屋がある。

本堂

江戸中期に建てられた14間四方、総檜造の本堂があったが1966年(昭和四十一年)に焼失し、現存するのは1972年(昭和四十七)の再建。
堂内には本尊の十一面観音や空海自刻と伝えられる弘法大師、四天王像、阿弥陀三尊像などを安置する。

三匝堂(さんそうどう)

別名栄螺堂(さざえどう)とも言って、江戸時代後期に関東から東北地方にかけて建てられた独特の建築様式の建物。
初層から三層までを巡ってそれぞれに安置された仏を拝んでいけば霊場を巡礼したのと同じ霊験が得られるというもので、初層に阿弥陀如来像・八十八体大師像、二層目に十三仏、三層目に五智如来像・二十五菩薩を納めるが、内部は現在非公開となっている。

出世稲荷

西新井大師境内にある神社で稲荷明神を祀る。
ここで言う出世とは会社などで地位が上がることではなく、仏が人々を救うために現れることを意味する。

塩地蔵

山門奥の小堂に祀られる地蔵で、いぼ取りなどに霊験があるとして信仰されている。
足元に塩が積まれているので祈願の際はこれを持ち帰り、功徳のあったときは塩を倍にして返す習わしだという。

奥の院

境内奥部にある御堂の事で、江戸時代後期に空海が亡くなった場所である高野山奥の院を請来したものという。隣には如意輪堂(女人堂)、権現堂

牡丹園・植物

西新井大師は本山である奈良の長谷寺と同じく花の寺として有名であり、境内では梅、桜、フジ、ショウブ、シャクヤク、アジサイ、スイレン、サルスベリ、キンモクセイ、紅葉などが楽しめる。
また山門横の牡丹園には約100品種2500株のボタンが植えられ、4月に見ごろを向かえる。

御朱印・御朱印帳

種類 ①「弘法大師」の御朱印、②関東三十六不動第二十六番「不動明王」の御朱印。
貰える場所 本堂裏側の納経所(インターホンを押してお願いする形になります)。
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 シンプルなオリジナル御朱印帳があります。サイズは16×11㎝、値段は1000円。
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歴史

826年(天長三年)の創建と伝えられ、関東での布教の途中本尊である観音菩薩のお告げを聞きこの地を訪れた空海が悪疫に苦しむ人々のために自ら十一面観音像を刻み、21日間に及ぶ祈祷を行うと枯れていた井戸が突然涌き、その水を飲んだ人々の病をたちまち癒やしたのが始まりだという。
この井戸が観音菩薩を祀っていた御堂の西側にあったことから「西新井」の地名が起こったともされる(今も本堂前にこの時の井戸という加持水の井戸が残されている)。
その後、何度も兵火を逃れたため火伏せの大師とも呼ばれ、厄除け・厄払いの寺として広く民衆の信仰を集めた。
寺宝には、蔵王権現像(国宝、東京国立博物館に寄託)、弘法大師像(重文)、天台大師像(重文)、尊勝曼荼羅図(重文)、梵鐘(重文、東京国立博物館に寄託)、菊蒔絵手箱(重文)などがあるが公開はされていない。

 
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