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基本情報
知名度 | ★★ |
平均評価 | |
種類 | 史跡 |
アクセス | JR水戸駅から徒歩9分。無料駐車場あり。 |
概要 |
弘道館は茨城県水戸市にある旧水戸藩の藩校跡。 藤田東湖、会沢正志斎らの助言を受けた水戸藩第9代藩主徳川斉昭によって1841年(天保十二年)に設立され、後期水戸学の中心地として尊王攘夷派の人材を多く輩出した。 1868年(明治元年)には水戸藩の保守派と改革派の争いである弘道館戦争の舞台となり焼失し、1945年(昭和二十年)には空襲でダメージを受けたが今も創建時の建物が一部残り、梅の名所としても知られる。 |
見どころ | 正門、正庁、至善堂、左近の桜、孔子廟、八卦堂、鹿島神社 |
拝観時間 | 2月20日-9月30日→9時~17時、10月1日-2月19日→9時~16時30分。 |
拝観料 | 大人200円、小人100円、70歳以上無料。 |
サイト | http://koen.pref.ibaraki.jp/ |
住所 | 茨城県水戸市水戸市三の丸1-6 |
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弘道館の見どころ
正門
敷地の入り口に建つ簡素な四脚門。
江戸時代から残る建造物のひとつで、柱には弘道館戦争の際についたと見られる弾痕が残されている。重要文化財に指定。
正庁
学校御殿とも呼ばれ講義場や試験会場として使われた建物。同じく重要文化財に指定。
至善堂
政庁の奥に位置する4室からなる建物。
普段は藩主の休息所やその子弟の勉学所として使われていたが、大政奉還後、江戸幕府最後の将軍徳川慶喜(徳川斉昭の子)が謹慎していた場所でもある。
左近の桜
玄関前にある桜の木のこと。
1831年(天保二年)、有栖川宮熾仁親王の子登美宮吉子が徳川斉昭に嫁いだ記念に京都御所の左近の桜を分けて小石川にあった水戸徳川家の屋敷内(現小石川後楽園)に植えたのが始まりで、1841年(天保十二年)に弘道館に移された。
その木自体は枯れてしまい、現存の木は1963年(昭和三十八年)に改めて京都御所から分けてもらったもの。
孔子廟
孔子廟とは儒学の祖である孔子を祀る御堂のこと。
1857年(安政四年)に建てられたのが始まりだが、1945年(昭和二十年)の空襲で焼失し、現存する建物は1970年(昭和四十五年)の再建。
八卦堂
敷地奥部にある建物で、現存するものは1953年(昭和二十八年)の再建。
内部には藤田東湖草らによってまとめられた弘道館建学の精神を記した「弘道館記」が刻まれた弘道館記碑がある。
鹿島神社
敷地内にある神社で、1857年(安政四年)に鹿島神宮を勧請して建てられたもの。
当初の社殿は1945年(昭和二十年)の空襲で失われ、現在は式年遷宮で建て替えられた伊勢神宮別宮風日折宮の社殿が移築されている。
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