浄妙寺

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基本情報

知名度 ★★★
平均評価




5

種類 寺院(臨済宗建長寺派)
アクセス 鎌倉駅から徒歩30分。またはバス(鎌23、24、36)に乗り浄明寺下車。駐車場あり。
概要 浄妙寺は神奈川県鎌倉市浄明寺にある臨済宗の寺院で、正式には稲荷山浄妙広利禅寺という。
1188年(文治四年)に源頼朝の家臣・足利義兼が栄西の弟子である退耕行勇を開山として創建。
当初は極楽寺と称し、密教系の寺院だったが、1257年(正嘉元年)蘭渓道隆の弟子・月峯了然が住持に就いた際禅寺に改められ、寺名も浄妙(名)寺と改称された。
足利氏と関係が深かったこともあり、鎌倉幕府滅亡でもダメージを受けることなく、室町時代には鎌倉五山の五位にも列せられ、東隣には鎌倉公方(室町幕府の出先機関である鎌倉府の長官)の屋敷が構えられた。
最盛期には二十三院を有する大寺院だったが、室町時代後期以降は火災や戦乱の影響で徐々に衰退した。
現在、一帯の地名を「浄明寺」というが、「妙」ではなく「明」を使うのは格式高い寺名を憚ってのことという。
見どころ 本堂開山堂足利貞氏の墓鎌足稲荷神社喜泉庵石窯ガーデンテラス
拝観時間 9時~16時
拝観料 大人100円 子供50円
サイト なし
住所 神奈川県鎌倉市浄明寺3−8−31

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見どころ

本堂

山門の奥に位置する建物で、現存するものは1756年(宝暦六年)の再建。堂内には本尊木造釈迦如来坐像や婦人病に霊験のあるという淡島明神立像などが安置されている。

開山堂

本堂裏に位置する建物で、堂内には普段は非公開で見ることができないが、鎌倉時代末期の作とされ国の重要文化財に指定されている退耕行勇像が安置されている。

足利貞氏の墓

本堂背後にある墓所には、足利尊氏の父足利貞氏の墓と伝えられる1392年(明徳三年)の銘を持つ石造宝篋印塔がある。

鎌足稲荷神社

山号ともなっている背後の稲荷山に建つ小さな社。中臣鎌足(藤原鎌足)が、鹿島神宮への参拝の途中、鎌倉に宿泊した際に霊夢を見てこれを鎮めるため持っていた鎌をこの地に埋めたとの伝承を持ち、これが鎌倉という地名の由来とされることもある。

茶室喜泉庵

本堂の左手にある茶室。抹茶や茶菓子をいただくことができ、前面には美しい枯山水庭園がある。

石窯ガーデンテラス

浄妙寺の境内にあるレストラン。地元食材を利用した料理や石窯で焼いたパンを食べることができる。石窯ガーデンテラスのみ利用の場合でも浄妙寺の拝観料が必要になるので注意。

御朱印・御朱印帳

種類 ①「南無釈迦牟尼仏」の御朱印、②鎌倉三十三観音霊場第九番「聖観世音」の御朱印、③鎌倉十三仏第二番「釈迦如来」の御朱印。
入手場所 拝観受付
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 数種類あり。
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アクセス

鎌倉駅から徒歩

鎌倉駅から歩いていく場合は、JRなら東口から出て(江ノ電の場合は地下道を通ってJR東口側に回る)、若宮大路を鶴岡八幡宮方面に進み、鶴岡八幡宮に突き当たった所で右折します。そのまま県道204号線を朝比奈方面に道なりに進んでいき、「報国寺入口」の信号機を過ぎ、チバ薬局のところを左折します。後は道なりに歩けば到着です。

鎌倉駅からバス

鎌倉駅からバスを利用する場合は、東口のバス乗り場から、 鎌倉霊園正面前太刀洗・金沢八景、ハイランド行きの京急バス(鎌23、鎌24、鎌36)に乗り、浄明寺で下車、徒歩4分で到着。

駐車場

車の場合は、県道204号沿い浄明寺バス停近くに浄妙寺専用駐車場があるのでこれを利用するのがよいでしょう。

 
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