寿福寺

[spp]

基本情報

知名度 ★★
平均評価




4

種類 寺院(臨済宗建長寺派)
アクセス 鎌倉駅西口から徒歩10分。
概要 寿福寺は鎌倉市扇ヶ谷にある臨済宗建長寺派の寺院で正式名称は亀谷山寿福寺金剛禅寺という。
源頼朝が死去した年の翌年である1200年(正治二年)の創建で、開基は源頼家・北条政子、開山は日本臨済宗の祖として知られる明菴栄西。
禅寺として高い寺格を誇り、室町時代には鎌倉五山第三位に列せられている。鎌倉三十三観音霊場の二十四番札所。
見どころ 仏殿、樹木北条政子・源実朝の墓
拝観時間 日中
拝観料 無料。ただし入れるのは中門まで
サイト なし
住所 神奈川県鎌倉市扇ヶ谷1-17-7

寿福寺の見どころ

仏殿

現存する建物は、禅演禅師が宝暦年間(1751~63年)に建立した建物で、堂内には本尊の釈迦三像や達磨像、仁王像、源実朝像などを安置する。通常近くまで行くことはできず中門から見ることになるが、正月三が日には特別公開される。

樹木

一帯は静かなところで、様々な草木が生い茂っており、特に新緑や紅葉の季節には美しい。仏殿横には市の天然記念物に指定されているビャクシンの古木がある。

北条政子・源実朝の墓

中門を左へ行くと裏山の墓所があり、そこにあるやぐらには北条政子と源実朝のものとされる五輪塔がある。また近くには文学者の高浜虚子、大仏次郎や明治時代の外交官陸奥宗光などの墓がある。

御朱印

種類 ①「南無釈迦牟尼佛」、②鎌倉二十四地蔵霊場第十八番「南無地蔵菩薩」、③弘法大師相模二十一ヶ所霊場第七番「南無大師遍照金剛」、④鎌倉十三仏第四番「南無普賢菩薩」
入手場所 寺務所(インターホンを鳴らしてお願いする形になります)。
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 ないと思われます。

寿福寺の歴史

1200年(正治二年)に北条正子が明菴栄西を招いて創建。
寿福寺の建っている地には元々源義朝の邸宅があったとされ、頼朝は最初ここに幕府を開こうとしたがすでに岡崎義実が仏堂を建て義朝の菩提を弔っていたことや広さが足りなかったことから断念したと言われている。
そうしたこともあり源氏一族との関係が深く、三代将軍源実朝は度々寿福寺を訪れ、栄西や弟子の退耕行勇と法談を交わしている。栄西は茶の苗を中国から持ち込み、「喫茶養生記」という茶の効能を説いた書物を著したことでも知られ、実朝にも喫茶の習慣をすすめたといい、寿福寺にはこの「喫茶養生記」が一冊伝わっており、国の重要文化財に指定されている。
創建当初は総門・仏殿・庫裡・方丈を擁していたものの小規模だったとみえ、1247年(宝治元年)や1258年(正嘉二年)の火災をへて、1278年(弘安元年)頃に本各的な禅刹としての体裁が整ったとされる。
栄西の他にも心地覚心、蘭渓道隆、円爾弁円、大休正念など多くの名僧が入寺し、1323年(元亨三年)に行われた北条貞時十三回忌供養の際には、当寺から260人もの僧が参加している。
室町時代には鎌倉五山第三位に列せられるなど高い寺格を誇ったが、1395年(応永二年)と1467年(応仁元年)に火災に遭って多くの建物を失い、その後は衰退を余儀なくされた。

広告

アクセスと駐車場

鎌倉駅から

JR鎌倉駅西口改札を出て、直進するとスーパー紀伊国屋が見えてくるのでその手前の信号を右折。後は道なりに歩けば到着(八坂神社を過ぎた辺り)。所要時間は約8分。

鶴岡八幡宮から

八幡宮正面に面する道路を北鎌倉方面に進み角を小町通りの方に左折。小町通りには入らず、すぐに右折し道なりに進めば到着。所要時間約4分。

駐車場

英勝寺に専用の駐車場は無いので車の場合は有料民間駐車場を利用。
近くには収容台数の少ないコインパーキングしかないので、八幡宮周辺の駐車場を使った方が安全かも知れない。

 
[gad45]

広告