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基本情報
知名度 | ★★ |
平均評価 | |
種類 | 寺院(天台宗) |
アクセス | 紀伊勝浦駅から熊野交通バス那智山行きで約30分、神社お寺前駐車場下車、徒歩15分。駐車場あり。 |
概要 |
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある天台宗の寺院で、那智観音とも呼ばれる。 寺伝によれば、仁徳天皇の代(313年?~399年?)、漂流の果て熊野の浜に流れ着いた裸形上人というインド僧が那智の滝で観世音菩薩を感得し、草庵を建てこれを祀ったのが始まりとされ、推古天皇の代(592年~628年)に大和の生仏上人が当地で修行した際に玉椿の大木で如意輪観音菩薩を刻んで裸形の観世音菩薩を胎内に納め、如意輪堂を建立して安置したという。 その後、役行者、最澄、空海、円珍、叡豪、範俊(合わせて那智七先徳という)ら名立たる高僧も修行するなど、山岳仏教、修験道の道場として栄えた。 また平安時代中頃からは貴族や皇族の熊野詣も盛んになり、花山天皇が参籠するなど観音霊場として信仰を集めた。 熊野三山では神仏習合が行われており、如意輪堂は熊野那智大社と一体の存在だったが、明治初めの神仏分離令に切り離され、一時廃寺に追い込まれたが、1874年(明治七年)に青岸渡寺として再興された。 2004年(平成十六年)には「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコの世界遺産に登録されている。西国三十三観音霊場第1番札所。 |
見どころ | 本堂、宝篋印塔、三重塔、梵鐘 |
拝観時間 | 5時~16時30分(三重塔は8時~16時) |
拝観料 | 境内自由(三重塔は200円) |
サイト | なし |
住所 | 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山8 |
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青岸渡寺の見どころ
本堂(如意輪堂)
前本堂は織田信長の軍勢によって焼き払われ、現存する正面9間、側面9間、入母屋造杮葺の建物は豊臣秀吉の寄進で1587年(天正十五年)に再建されたもの。
堂内には本尊の如意輪観世音菩薩像(秘仏であり、2月の節分日、4月の開山祭献茶法要、8月のお盆精霊追善大法要の時のみ開帳される)を安置し、秀吉の寄進と伝えられる直径1.4mの大鰐口が掛けられている。
宝篋印塔
宝篋印塔とは元は宝篋印陀羅尼を納めた塔の事を指し、後には供養塔・墓碑塔にも用いられた四隅の隅飾を特徴とする石塔のこと。
本堂脇には元亨二年(1322年)の銘を持つ宝篋印塔があり、重要文化財に指定されている。
三重塔
かつてあった三重塔は1581年(天正九年)に焼かれ、長らく再建されることはなかったが、1972年(昭和四十七年)に現存の三重塔が完成した。背後には那智の滝が見え、撮影スポットとなっている。
梵鐘
本堂脇の鐘楼に吊るされている梵鐘は元亨四年(1324年)の銘を持ち、那智山に現れた一本だたら(一つだたら)という妖怪がこの鐘を兜替わりにして暴れまわったが、狩場刑部左衛門という人物が退治して取り戻したという伝説が伝えられている。
御朱印・御朱印帳
種類 | ①西国三十三所一番札所「普照殿」の御朱印、②西国三十三所御詠歌の御朱印、③「大黒天」の御朱印、④「圓通殿」の御朱印。 |
貰える場所 | 本堂内の納経所。 |
値段 | 1件300円 |
オリジナル御朱印帳 | 三重塔が描かれた御朱印帳があります。 |
アクセス
電車・バス
JR紀伊本線紀伊勝浦駅→熊野交通路線バス那智山行き→(約30分)→終点の神社お寺前駐車場下車→徒歩15分→到着。紀伊勝浦駅からのバスは1時間に1~2本程度なので注意。
車
紀勢自動車道すさみ南インターチェンジ→県道36号線→国道42号線(熊野街道)→国道42号線(那智勝浦新宮道路)→那智駅近くで42号をでる→県道43号線→県道46号線→到着。
寺の駐車場まで行くには有料の防災道路(800円)を通る必要がある。
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