寂光院

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基本情報

知名度 ★★
平均評価


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種類 寺院(天台宗)
アクセス 京都バス大原下車徒歩15分。有料駐車場あり。
概要 寂光院は京都市左京区大原草生町にある天台宗の尼寺で、正式には清香山玉泉寺寂光院という。
寺伝によれば聖徳太子が594年(推古二年)に父用明天皇の菩提を弔うために創建したのが始まりとされ、初代住持は太子の乳母で日本最初の比丘尼と言われる玉照姫(恵善尼)が務めたという。
その後しばらくの寺史は不明だが1165年(永万元年)に藤原信西の娘阿波内侍が入寺し、平家の滅亡後には平清盛の娘で高倉天皇の中宮である建礼門院徳子が当寺に閑居して平家一門の冥福を祈った。1186年(文治二年)、後白河法皇が徳子に会いに訪れたことは「平家物語」などに描かれており大原御幸として有名。
その後衰微したが、慶長年間(1596~1615年)には豊臣秀吉の側室淀君の命を受けて、豊臣家の家臣片桐且元が本堂などを再建している。
2000年(平成十二年)に本堂を放火で焼失し、本尊の木造地蔵菩薩立像もダメージを受けた。
見どころ 本堂鳳智松殿(宝物殿)庭園
拝観時間 通常9時~17時、冬季(12月1日~2月末日)は~16時。三が日は10時~16時。
拝観料 大人600円、中学生350円、小学生100円
サイト http://www.jakkoin.jp/
住所 京都府京都市左京区大原草生町676

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寂光院の見どころ

本堂

かつての本堂が2000年(平成十二年)に焼失した後の再建で、2005年(平成十七年)に完成している。
正面三間奥行三間入母屋造杮葺。桃山建築様式の旧本堂を正確に再現して建てなおされたという。
内部には同時期に新たに作られた新本尊の地蔵菩薩像や建礼門院像、阿波内侍を安置する。

鳳智松殿(宝物殿)

寂光院に伝わる文化財などを展示するための施設で2005年(平成十七年)の建立。
旧本尊で焼け跡の残る木造地蔵菩薩立像やその胎内にはあった小仏群を収蔵し、平家物語写本、大原御幸絵巻、平家琵琶、安徳天皇像など建礼門院に纏わるものが数多く展示されている。

庭園・紅葉

本堂前の汀の池や本堂北側の四方正面の池を中心として池泉回遊式庭園があり、一帯では桜や紅葉が美しい。
また周辺には伏見城から移したという鉄製の雪見灯籠や「平家物語」にも登場する千年姫小松、建礼門院が葬られているとされる大原西陵などがある。

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御朱印

種類 ①地蔵菩薩の御朱印、②御詠歌の御朱印。他にも限定御朱印あり。
入手場所 拝観受付。
値段 1件300円(金紙の御朱印は500円)
オリジナル御朱印帳 ないようです。

 
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