六角堂(頂法寺)

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基本情報

知名度 ★★★
平均評価


0

種類 寺院(単立)
アクセス 市営地下鉄烏丸御池駅徒歩3分、阪急京都線烏丸駅徒歩5分、市バス烏丸三条徒歩2分、専用駐車場なし
概要 六角堂は京都市中京区にある単立寺院で、正しくは頂法寺というが本堂の形が六角形なことから六角堂の愛称で親しまれている。
寺伝によれば、四天王寺建立のための木材を求めてこの地に至った聖徳太子が御堂を建て、念持仏を祀ったのが始まりだとされるので歴史はかなり古い。
いくつかあった塔頭のひとつ池坊は活花発祥の地として知られ、住職は華道池坊の家元を兼ねる。西国三十三所第十八番札所、京都三十三所第一番札所。
見どころ 地ずり柳へそ石本堂いけばな資料館
拝観時間 6時~17時
拝観料 境内自由
サイト http://www.ikenobo.jp/rokkakudo/
住所 京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町248

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六角堂の見どころ

地ずり柳

本堂前にある柳の木の事で、その名の通り地面すれすれまで垂れ下がっている。
また、縁結びの六角柳とも呼ばれ、二本の枝を寄せておみくじを結ぶと良縁に恵まれるという。
この習慣の由来は、妃を探していた嵯峨天皇が夢の中で「六角堂の柳の下を見よ」とのお告げを受け、翌日行ってみると絶世の美女と出合ったとの伝説による。

へそ石

境内にある中心に穴の開いた六角形の石のことで、京都の中心に位置することからへそ石と呼ばれる。
また、かつての本堂の磯石だともされる。

本堂

聖徳太子ゆかりとされる本尊の如意輪観音像は秘仏で、滅多に開帳されることはない。
本尊が拝めない代わりに厨子の手前には御前立の如意輪観世音菩薩像があり、重要文化財の毘沙門天立像や親鸞坐像も安置されている。建物は明治八年(1875年)の再建。

いけばな資料館

六角堂の隣の池坊会館の3階にある資料館。
いけばな関連の資料やビル工事の際の発掘調査で出てきたもの、六角堂に伝わる什物等などを展示する。
要予約(→kengaku@ikenobo.jp)、入場料は無料、9時〜16時、土曜・日曜・祝日・年末年始は休み。

御朱印・御朱印帳

種類 ①西国十八番「六角堂」の御朱印、②洛陽一番「六角堂」の御朱印、③聖徳太子御遺跡二十五番「太子守本尊」の御朱印、④西国十八番御詠歌の御朱印。
入手場所 いずれも境内右側の納経所。
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 御朱印帳自体は置いてありますがオリジナルのものではないようです。
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歴史

「六角堂縁起」などによれば、聖徳太子が小野妹子と共に四天王寺建立のために良質の木材を求めてこの地にたどり着き、沐浴した後、木に掛けておいた持仏の如意輪観音像を持ち上げようとしたところ重くなって動かなかったので、御堂を建て観音像を祀ったのが始まりだという。
ただ発掘調査で飛鳥時代の遺構は見つかっておらず、六角堂が史料に登場するようになるのは平安時代中期になってからである。観音信仰の高まりと共に貴族から庶民まで多くの人の信仰を集めるようになったという。
1201年(建仁元年)には、親鸞が当寺で参籠し、夢のお告げによって浄土真宗を開く基となる考えを得た。
聖徳太子が沐浴した池の畔に小野妹子が御堂を建て毎朝花を捧げたのがいけばなの起源ともされ、室町時代には池坊専慶が出て華道池坊流として発展した。
町の中心に位置したこともあって、応仁の乱以降は特に町堂として町人達の生活の中に組み込まれていった。

 
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