清凉寺

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基本情報

知名度 ★★★
平均評価


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種類 寺院(浄土宗)
アクセス 市バス嵯峨野釈迦堂下車すぐ。JR山陰本線嵯峨嵐山駅徒歩15分。駐車場あり(乗用車800円/日)。
概要 清凉寺は京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町にある浄土宗の寺院で、嵯峨の釈迦堂の通称でも知られる。
当地には元々嵯峨天皇の皇子で源氏物語の光源氏のモデルになったといわれる源融の建てた山荘「栖霞観」があり、源融の死後の895年(寛平七年)、子息により阿弥陀堂が建てられ、棲霞寺と号した。
更に945年(天慶八年)には重明親王妃によって等身大の釈迦如来像を安置する新堂が建てられ、寺観を整えた。
一方、987年(永延元年)東大寺の僧奝然は入宋した際に得た釈迦如来像を祀るための寺院を愛宕山に建てようと計画するが、実現せず1016年(長和五年)に没した。
その後、弟子の盛算が愛宕山麓の棲霞寺内に奝然の持ち帰った釈迦如来像を安置し清凉寺と号することを許された。
これが清凉寺の始まりで、やがて広く信仰を集め大寺院へ発展した。一方、棲霞寺の方は次第に衰退し、現在は阿弥陀堂を残すのみで清凉寺に合併されてしまった。
所蔵の国宝に木造釈迦如来立像及び像内納入品、木造阿弥陀如来三尊像、絹本著色十六羅漢像16幅がある。
見どころ 仁王門本堂阿弥陀堂霊宝館
拝観時間 9時~16時(4月・5月・10月・11月は~17時)
拝観料 境内自由。本堂→一般400円、中高生300円、小学生200円、本堂霊宝館共通→一般700円
サイト http://seiryoji.or.jp/
住所 京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46

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清凉寺の見どころ

仁王門

境内入口にたつ重層門。現存の建物は1784年(天明四年)の再建で、左右に室町時代の仁王像、上層に十六羅漢像を安置する。

本堂

建物は1701年(元禄十四年)の再建で、内部厨子内に奝然上人が請来した本尊釈迦如来立像を安置する。
この像は985年(寛和元年)入宋した奝然上人が、古代インドの優填(ウダヤナ)王が釈迦の在世中に造り、後に中国に伝わったという栴檀釈迦瑞像を模して現地の仏師に彫らせたというもの。こうした経緯から三国(インド・中国・日本)伝来の像と言われ、その独特な風貌は清凉寺式と名付けられている。素材は本体が中国産の桜材なのに対し、光背は日本産の桜材で平安時代の補作と考えられている。1953年(昭和二十八年)には胎内から絹で造られた五臓六腑などの納入品が発見され、像本体と共に国宝に指定されている。毎月8日の11時以降と4月、5月、10月、11月に公開される。

阿弥陀堂

棲霞寺の本堂だった場所で、現存の建物は1863年(文久三年)の再建。896年(寛平八年)に源融の子息によって造られた本尊の阿弥陀三尊像は霊宝館に移されている。

霊宝館

清凉寺に伝わる数々の寺宝を収蔵展示するための施設。主な収蔵品には、棲霞寺の本尊だった阿弥陀三尊像(国宝)、文殊菩薩騎獅像(重文)、木造十大弟子立像(重文)、木造帝釈天騎象像(重文)、木造毘沙門天立像(重文)などがある。春(4月・5月)と秋(10月・11月)の年2シーズンのみ拝観可能となる。

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御朱印・御朱印帳

種類 ①「釈迦如来」の御朱印、②御詠歌の御朱印。
入手場所 拝観受付。
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 寺名、寺紋入りのシンプルな御朱印帳があります。

 
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