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基本情報
知名度 | ★★★ |
平均評価 | |
種類 | 寺院(天台宗系単立) |
アクセス | 阪急バス善峯寺下車徒歩8分。有料駐車場150台分あり(乗用車500円/日)。 |
概要 |
京都市西京区大原野小塩町にある天台宗系の単立寺院。 1029年(長元二年)建立の古刹で、サクラ、ボタン、あじさい、秋明菊などの花々や紅葉美しいことで知られる。 境内には山門、観音堂、鐘楼堂、多宝塔、護摩堂、開山堂、桜紫陽花苑、薬師堂、稲荷社、阿弥陀堂などがある。本尊には 十一面千手観世音菩薩を祀り、西国三十三観音霊場20番札所となっている。 |
見どころ | 山門、観音堂、文殊寺宝館、桜・あじさい・紅葉 |
拝観時間 | 8時~17時(受付は16時45分) |
拝観料 | 大人500円、高校生300円、小中学生200円 |
サイト | http://www.yoshiminedera.com/ |
住所 | 京都府京都市西京区大原野小塩町1372 |
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善峯寺の見どころ
山門(楼門)
善峯寺の入り口に位置し受付所ともなっている門で、1692年(元禄五年)の再建。
内部には運慶作で源頼朝によって寄進されたという金剛力士像を安置する。なお、楼上に安置されていた文殊菩薩像と脇侍二天は現在文殊寺宝館に移されている。
観音堂(本堂)
建物は1692年(元禄五年)に桂昌院の寄進によって建てられたもの。
内部には仁弘法師作の本尊十一面千手観音像や源算上人作とされる脇本尊千手観音を安置し、西国三十三所観音霊場第20番札所として信仰を集めている。普段は秘仏で毎月第2日曜と正月三箇日のみ開帳される。
文殊寺宝館
善峯寺に伝わる数々の寺宝を収蔵展示するための施設で、2000年(平成十二年)に完成した。
主な収蔵品には山門から移した文殊菩薩像と脇侍二天がある。春(4、5、6月)と秋(10、11月)の年2期間のみ開館。
桜・あじさい・紅葉
境内にはあじさい苑があり6月には一面がアジサイの花で埋め尽くされる。
また全体的に植物が多く、桂昌院手植えと伝えられる五葉松や枝垂桜、ボタン、ツツジ、サツキ、秋明菊などが植えられており、秋には紅葉も美しい。
歴史
寺伝によれば1029年(長元二年)、源信の弟子源算に創建され、1042年(長久三年)には後朱雀天皇の命により洛東鷲尾寺の千寿観音像を移して本尊とした。
創建に関しては源算が険しい山を開拓するのに困っていると猪の群が現れて地ならしをしたとの伝説が残されている。
1034年(長元七年)に後朱雀天皇から善峯寺の寺号を賜り、1068年(治暦四年)には源算が行った降雨の祈願の成功により後冷泉天皇から「良峯」の勅額を賜った。
また、住持の観性に帰依した源頼朝によって運慶作の二十八部衆が寄進され、1192年(建久三年)には後鳥羽天皇から勅額を贈られ、西山浄土宗の祖証空上人が住持を務めていた時に後嵯峨天皇の勅願所となった。
その後、道覚入道親王が入寺して以来西山宮門跡や西山御坊と呼ばれるようになり、室町幕府からも保護されて50以上の堂宇を抱える大寺院に発展したが、応仁の乱でほんどの建物を焼失して衰微した。
1587年(天正十五年)、豊臣秀吉によって再興され、江戸時代になると五代将軍徳川家綱の母桂昌院の寄進によって多くの堂宇が再建された。
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