三峯神社

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基本情報

知名度 ★★★★★
平均評価


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種類 神社
アクセス 秩父鉄道三峰口駅から西武バス三峯神社行で終点下車。西武秩父駅から西武バス三峯神社行で終点下車。駐車場あり。
概要 三峯神社は埼玉県秩父市にある神社で、伊弉諾尊(イザナギ)・伊弉册尊(イザナミ)を主祭神とする。
東征中の日本武尊が碓氷峠に向かう途中に当地に立ち寄って2神を祀ったのが始まりと伝えられ、中世には修験道の道場として栄え、江戸時代には祭神の眷属とされるお犬さま(オオカミ)が信仰を集めて、各地で当社に参詣するための「三峰講」が組織された。
主な行事には、歳旦祭(1月1日)、節分祭(2月3日)、春季大祭(4月8日)、奥宮山開祭(5月3日)、奥宮山閉祭(10月9日)、冬季大祭(12月2日)、大歳のまつり(12月31日)があり、特に節分祭では「ごもっとも様」という男根を象った棒を使用した変わった神事を行い、五穀豊穣・大漁満足・夫婦円満・開運長寿・子授けなどにご利益があるとして毎年多くの人で賑わう。
見どころ 三ツ鳥居随身門本殿御仮屋大山倍達記念碑三峯山博物館興雲閣奥宮
拝観時間 9時~16時頃
拝観料 境内自由(博物館は大人300円、小人100円)
サイト http://mitsuminejinja.or.jp/
住所 埼玉県秩父市三峰298-1

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三峰神社の見どころ

三ツ鳥居

境内入口に位置する鳥居。大きい鳥居の左右に小さな鳥居が建つ珍しい形態で手前には狼的容姿の狛犬が安置されている。

随神門

境内入口付近に建つ門。
現存するものは1792年(寛政四年)の再建で、もともと左右には仁王像を安置していたが、明治初めの神仏分離の際にこの像は鴻巣の勝願寺へ移され、現在は随神像が安置されている。
扁額の字は伊勢長島藩第5代藩主を務めた大名で文人として知られた増山正賢の筆。

本殿

現存する一間社春日造りの本殿は1661年(寛文元年)に中興六世龍誉法印の指導で建てられらもの。
伊弉諾尊・伊弉册尊を主祭神とし、 造化三神と呼ばれる天之御中主神・高御産巣日神・神産巣日神及び天照大御神を配祀する。
本殿手前に位置する拝殿は1800年(寛政十二年)の建立で一般の参拝者はここから拝むことになる。

御仮屋

三峯神社の眷属とされる大口真神(おおくちのまがみ)=オオカミ=お犬様を祀る。
オオカミは田畑を食い荒らす猪や熊を追い払うこともあり古くから信仰の対象となっており、当社では火防・盗賊除などにご利益のある神として崇敬されている。
近くには縁結びにご利益のあるとされる「えんむすびの木」がある。

大山倍達記念碑

大山倍達(1923-1994年)は極真会館の創建者である著名な空手家で、当神社を拠点として幾度も山篭りの修行を行っていた縁から境内の一角には記念碑が建てられている。

三峯山博物館

境内にある博物館で、銅版絵馬、懸仏、十一面観音像など当社に伝わる宝物や三峯山詣関連の資料、秩父宮家かた下賜された品々などを展示する。
入場料は一般300円、中学生以下100円で毎週火曜日と冬季は休館となっている。

興雲閣

境内にある宿泊施設。
三峰神社は山中にあるため参拝が大変で、江戸時代がら宿泊施設が発達していたという。手前には現在喫茶店となっている小教院もある。

奥宮

標高1329mの妙法ケ岳山頂にある社。
本殿のあるエリアから歩いていくと1時間程度かかりかなり険しい箇所もある。登るのがキツイ場合は麓の遥拝所から拝むことも可能。

御朱印・御朱印帳

種類 ①「三峰神社」の御朱印(ノーマルと狼の絵入り、菖蒲の絵入りの3バージョンあり)、②「奥宮」の御朱印。
貰える場所 ①は本殿近くの社務所、②は奥宮の授与所。
値段 1件300円(絵入りは500円)
オリジナル御朱印帳 周辺の山に咲く花々がデザインされた可愛らしい御朱印帳があります。サイズは16×11㎝、初穂料は1500円。
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歴史

正確な創建年代は不明だが、社伝によれば景行天皇(前13年-130年?)の子であるヤマトタケルが東征の途中当山を訪れ、イザナミ、イザナギの2神を祀ったのが始まりといい、三峯山の名は、東国巡幸の折りに景行天皇が白岩山、妙法ヶ岳、雲採山を見て名付けたとされる。
また伊豆国に流された役行者が当山で修行したという伝説もあり、中世以降は修験道の道場として栄えたが、南北朝時代に南朝方の新田義興(義貞の子)らが当山を拠点としていたことから足利氏に社領を没収されて荒廃した。
その後、16世紀前半に月観道満という僧が京都の聖護院の支援を受けて再興し、天台宗の三峰山観音院高雲寺が創建されが、明治の神仏分離令により仏教的要素は一掃され三峰神社を社名とした。

 
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