遊行寺(清浄光寺)

[spp]

基本情報

知名度 ★★★
平均評価


0

種類 寺(時宗)
アクセス 藤沢駅から徒歩15分
概要 神奈川県藤沢市にある時宗の総本山寺院。正しくは清浄光寺だが、一般に遊行寺の名前で親しまれており、藤沢寺、藤沢道場との別名もある。
1325年(正中二年)、開祖一遍の孫弟子にあたる呑海が、兄の俣野五郎景平の協力をえて創建。
見どころ 敵御方供養塔、宝物館、本堂、宇賀神社、地蔵堂
拝観時間 9時〜17時
拝観料 無料 宝物館は有料(料金は展示内容で変動)
サイト http://www.jishu.or.jp/
住所 神奈川県藤沢市西富1丁目8-1

遊行寺の見どころ

敵御方供養塔

1416年(応永二十三年)、関東管領上杉氏憲(禅秀)と鎌倉公方足利持氏の対立から起きた上杉禅秀の乱の際に遊行十四代太空上人は敵味方関係なく治療を施し、死者のために供養塔を建てた。
これがその供養塔で国の史跡にい指定されている。

宝物館

遊行寺内にある有料の博物館。
遊行寺には貴重な文化財が多く伝わっており、主なところでは、絹本著色一遍聖絵(国宝)、絹本著色後醍醐天皇御像(重文)、絹本著色一向上人像(重文)、絹本著色一遍聖絵江之島断簡(重文)、時衆過去帳(重文)などがある。
展示物が定期的に変わるので詳しくは宝物館のホームページを参照。

本堂

遊行寺の中心をなす建物で堂内には本尊阿弥陀如来坐像を安置する。
遊行寺の建物は1923年(大正十二年)の関東大震災でほとんど倒壊し、この本堂も1935年(昭和十年)に再建されたもの。後光厳天皇の筆とされる「清浄光寺」の額を掲げる。

宇賀神社

境内にある神社で徳川家康の先祖にあたる時宗の僧・徳阿弥の創建と伝えられる。
現存の社殿は1880年(明治十三年)に再建されたもので、裏手の湧水でお金を洗えば金運上昇にご利益のある「銭洗い弁天」としても信仰されている。

地蔵堂

かつて遊行寺境内にあった地蔵堂は1923年(大正十二年)の関東大震災で倒壊し、長らく再建されることはなかったが、東日本大震災を機に震災で亡くなった人々の慰霊のために現存の地蔵堂が建てられた。

歴史

1325年(正中二年)、遊行四代呑海が遊行を隠退した後、兄の俣野五郎景平の協力で開いたもので、はじめ藤沢山清浄光院と称した。
俣野氏は武士の一族で、俣野荘(現在の藤沢市西俣野、横浜市戸塚区俣野町、東俣野町辺り)を領地としており、領地内にあった極楽寺(廃寺)を再興したのが始まりと言われている。
以後隠退した遊行上人の住する寺となった。
室町時代には鎌倉公方や将軍の帰依を受け栄えたが、1513年(永正十年)、北条早雲と三浦道寸の争い巻き込まれ全焼。
三浦道寸と通じていたために寺地を北条早雲に抑えられ再建できずに荒廃した。
後北条氏が滅び江戸時代となった1607年(慶長十二年)三十二代普光の手でようやく諸堂が再建された。
江戸時代には幕府の保護を受け、また東海道の宿場町藤沢にあったこともあり繁栄した。
1880年(明治十三年)には火災に会い、1923年(大将十二年)の関東大震災でも大きなダメージを受けた。

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御朱印・御朱印帳

種類 「南無阿弥陀仏」の1種類。
貰える場所 境内寺務所。
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 銀杏が描かれた御朱印帳(サイズ16×11cm)と詩が書かれた御朱印帳(サイズ18×12cm)があります。値段は1500円。

 
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