東京国立博物館

[spp]

基本情報

知名度 ★★★★★
平均評価


0

種類 美術館
アクセス JR上野駅(公園口)鶯谷駅(南口)から徒歩10分。東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅・千代田線根津駅から徒歩15分。京成上野駅から徒歩13分。専用の駐車場はないので周辺の有料駐車場を利用。
概要 東京都台東区上野公園にある日本最古の国立博物館。
1872年(明治五年)、文部省博物局の主催で湯島聖堂大成殿で開かれた博覧会が始まりで、1882年(明治十五年)に現在地である上野公園に建物が完成した。
本館、表慶館、東洋館、平成館、法隆寺宝物館、黒田記念館、九条館、応挙館などから成り、国宝87件、重要文化財624件を含む11万件を超える収蔵品を擁する。
展示品は定期的に入れ替わり、年に数回特別展が開催される。
見どころ 本館東洋館表慶館平成館法隆寺宝物館
開館時間 9時30分~17時。月曜(祝日の場合翌日)、年末年始休館。
入場料 総合文化展→大人620円、大学生410円、高校生以下無料。特別展は内容により変動。
サイト http://www.tnm.jp/
住所 東京都台東区上野公園13-9

[gad]

東京国立博物館の見どころ

本館

コンドルの設計による旧本館は1923年(大正十二年)の関東大震災で倒壊し、現在の本館は渡辺仁の設計で1938年(昭和十三年)に完成したもので、和洋折衷様式の代表的な建築物として重要文化財に指定されている。
地下1階、地上2階からなる館内には20の展示室があり、陶磁器、染織物、甲冑、書跡、絵画など古代から近代にいたるまでの日本の文化財が展示されている。

東洋館

谷口吉郎の設計で1968年(昭和四十三年)に開館し、2013年(平成二十五年)にリニューアルオープンした。
その名の通り中国、朝鮮半島、東南アジア、中央アジア、インド、エジプトなどの美術品、工芸品が展示されており、1階にはレストランもある。

表慶館

皇太子嘉仁親王(後の大正天皇)の成婚を祝うため計画され、片山東熊の設計で1909年(明治四十二年)に完成。明治末期の洋風建築を代表する建物として重要文化財に指定されている。
初め美術品の展示場とされ、戦後は考古資料の展示などに使われていたが、現在は休館中。

平成館

皇太子徳仁親王の成婚を記念して1999年(平成十一年)に開館。
1階に発掘された土器や銅鏡などを展示する考古展示室があり、2階は特別展の会場として使われる。

法隆寺宝物館

1878年(明治十一年)に法隆寺から皇室に奉納された「法隆寺献納宝物」を納めるための施設として1964年(昭和三十九年)に開館。
しかし当初の建物では作品の保存上の理由で週1日しか公開できなかったため、1999年(平成十一年)、保存能力を高めた現在の宝物館が建てられ現在は週6で拝観可能となっている。

広告

歴史

1872年(明治五年)、文部省博物局主催の博覧会が湯島聖堂大成殿で開かれ、当初は1ヶ月の予定だったが好評を博したためその後も定期的に公開されこととなった。
文部省博物館と称されたこの博物館は当初独自の所蔵品をほとんど持たなかったが、翌年にオーストリアで開催が予定されていた「ウィーン万国博覧会」に出品する文化財の蒐集を担当することになり、急速にコレクションを拡大し、1873年(明治六年)には内山下町(現千代田区内幸町)に移転した。
内山下町の施設も手狭になったため、上野寛永寺本坊跡である現在地に移転することが決まり、1880年(明治十三年)にコンドル設計の本館が完成し、1882年(明治十五年)、明治天皇出席のもと開館式が行われた。
1889年(明治二十二年)、帝国博物館と名称を変更し、同時に帝国奈良博物館(現奈良国立博物館)と帝国京都博物館(現京都国立博物館)の設立も決定された。
1900年(明治三十三年)、さらに東京帝室博物館に改称され、1909年(明治四十二年)には表慶館が完成するなど施設が拡充されたが、1923年(大正十二年)の関東大震災で本館が倒壊。
1938年(昭和十三年)に現在の本館が完成するも、第二次大戦が始まったことにより文化財保護のため収蔵品を各地に移すこととなり、1945年(昭和二十年)には空襲の激化で閉館に追い込まれた。
ただ直接被害を受けることはなく、翌1946年(昭和二十一年)には活動を再開。名称は1947年(昭和二十二年)に国立博物館に変更され、1952年(昭和二十七年)、現在の東京国立博物館となった。
1968年(昭和四十三年)に東洋館、1999年(平成十一年)に平成館が開館し、毎年150万を超える人が訪れている。

 
[gad45]

広告