香取神宮

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基本情報

知名度 ★★★
平均評価


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種類 神社
アクセス JR成田線香取駅から徒歩35分。JR成田線佐原駅からバス、タクシーで10分。無料駐車場あり。
概要 香取神宮は千葉県香取市にある神社で、経津主神を主祭神とする。
社伝によれば神武天皇十八年(前643年?)創建といい、古くから朝廷の信仰篤く、奈良時代には鹿島神宮と共に藤原氏から氏神として崇敬された。
境内は桜や紅葉の美しい自然豊かな「香取神宮の森」(千葉県指定天然記念物)の中にあり、貴重な文化財が数多く残されている。主な行事には、元始祭(1月1日)、節分祭(2月3日)、御田植祭(4月第1土曜・日曜)、例祭(4月14日)、神幸祭(4月15日)、大饗祭(11月30日)、団碁祭(12月7日)、除夜祭(12月31日)がある。
見どころ 楼門本殿要石鹿島新宮社護国神社宝物館津宮浜河岸
拝観時間 境内自由(宝物館は9時~16時)
拝観料 境内自由
サイト http://www.katori-jingu.or.jp/
住所 千葉県香取市香取1697

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香取神宮の見どころ

楼門

総門の奥に位置する三間一戸、入母屋造銅板葺の重層門。1700年(元禄十三年)に再建されたもので、国の重要文化財に指定されている。
左右に安置される随身像は右が武内宿禰、左が中臣鎌足と伝えられ、楼上に掲げられている「香取神宮」の額は東郷平八郎の筆。近くには徳川光圀(水戸黄門)手植えと伝えられる黄門桜がある。

本殿

楼門と同じく1700年(元禄十三年)に幕府の寄進で建てられたもので、重要文化財に指定されている。
本殿と拝殿が相の間を挟んで一体となった権現造と呼ばれる形式で建てられているが、拝殿部分は1940年(昭和十五年)の再建。
祭神・経津主大神(ふつぬしのおおかみ)は国譲り神話に登場する神であり、古くから武神として崇敬され、現在も武道関係者からの信仰されている。

要石

総門へ続く参道を左に折れたところにある石のこと。
当地では昔から地震が多く、土地の人々が地中に住む大ナマズのしわざと恐れていたところ香取の神と鹿島の神が地中に石棒を打ち込みナマズの頭と尾を貫いて動きを止めたと伝えられる(鹿島神宮にも要石が現存する)。
1684年(貞享元年)、当社に参詣した水戸黄門がこの石の周りを家来に掘らせてみたところ3日たっても根元に到達せずにあきらめたという話も残されている。

鹿島新宮社

香取神宮の摂社のひとつであり、鹿島神宮の祭神武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)と天隠山命(あまのかくやまのみこと)を祀る。

護国神社

香取神宮の末社のひとつで、明治以後に戦争などで亡くなった香取郡出身の御霊を祀る。

宝物館

香取神宮に伝わる文化財などを収蔵、展示する博物館。
主な収蔵品には中国唐代の作である「海獣葡萄鏡」(国宝)や鎌倉時代後期の作とされる「古瀬戸黄釉狛犬」(重文)、久安五年(1149年)の銘を持つ「双竜鏡 」(重文)がある。

津宮浜鳥居

境内から北に1.5km程離れた利根川の河原に立つ鳥居。
祭神経津主大神はここから上陸して現在社殿が建つ場所に鎮座したといい、水運の盛んだった江戸時代には船でここから上陸する参拝者が多く、近くには灯台として建てられた明和五年(1769年)の銘を持つ灯籠が残されている。

御朱印・御朱印帳

種類 下総国一之宮香取神宮の1種類。
入手場所 境内授与所。
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 社紋である桐紋がデザインされた御朱印帳があります。サイズ16㎝×11cm、値段は1000円。
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歴史

社伝では、神武天皇十八年(前643年?)創建とされているが、正確な創建年代は不明。常陸国風土記にもその名がみえるので相当古いことは間違いなく、一説には朝廷の東国経営の拠点として建てられたのだともいう。
奈良時代には鹿島神宮と共に藤原氏から氏神として崇敬され、奈良の春日大社には第一殿に武甕槌命(鹿島神宮の祭神)、第二殿に経津主大神(当社の祭神)が祀られている。
祭神は、イザナミに火傷を負わせたカグツチをイザナギが切り殺した際に生まれた神のひとりであり、天孫降臨の前に葦原中国へ降り国譲りの交渉に活躍したことで知られ、古くから武神として崇敬されてきた。そのため武家の信仰も篤く、源頼朝、足利尊氏、徳川家康、徳川綱吉などから寄進を受けている。また、室町時代には飯篠長威という武士が当社に伝わる剣術を元に天真正伝香取神道流という総合武術を起こしている。
下総国一宮であり、明治初めに作られた近代社格制度の元では官幣大社に列せられ、現在は神社本庁の別表神社となっている。関東地方には当社から勧請されてできた「香取神社」も多い。

 
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