熊野那智大社

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基本情報

知名度 ★★★
平均評価


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種類 神社
アクセス 紀伊勝浦駅から熊野交通バスで神社・お寺前下車。 駐車場あり(防災道路通行料800円が必要)。
概要 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある神社で熊野夫須美大神を主祭神とする。
創建の事情は不明だが、社伝によれば、東征の際に那智の海岸にたどり着いた神武天皇が那智大滝を神として祀り、仁徳天皇の代(313-399年?)に、大滝を別宮として現在地に社殿が建てられたという。
いずれにしても当地は古くから信仰の対象となっていたと考えられ、仏教が盛んになると千手観音が熊野夫須美大神の本地仏とされた。
また平安時代以降は、近くの新宮(現熊野速玉神社)、本宮(現熊野本宮大社)と共に熊野三山(三社)を形成し、天皇、貴族から庶民にたたるまで、熊野詣が盛んに行われた。
戦国時代には織田信長軍の焼き討ちに遭って全焼したが、八代将軍徳川吉宗の支援で再興されている。
明治に入ると神仏分離の影響から仏教色が一掃され、1921年(大正十年)には官幣中社に列せられた(この時分離された如意輪堂は後に青岸渡寺として復興されている)。
2004年(平成十六年)には「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録されている。
見どころ 本殿烏石宝物館秀衡桜那智の滝
拝観時間 8時~17時
拝観料 境内自由
サイト http://www.kumanonachitaisha.or.jp/
住所 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1

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熊野那智大社の見どころ

本殿

鈴門と玉垣内の奥に熊野造と呼ばれる形式の建物が建ち並び、第一殿=瀧宮に大巳貴神、第二殿=証誠殿に家都御子神、第四殿=西御前=本殿に夫須美神、第五殿=若宮に天照大神を祀る(主祭神の熊野夫須美神は伊弉冉尊(イザナミノミコト)と同神とされる)。
現存の社殿は、1851~54年(嘉永四年-安政元年)に再建されたもの。

烏石

本殿近くには烏石と呼ばれる石があり、八咫烏が姿を変えたものだと伝えられている。
八咫烏とは、東征の際に熊野で道に迷っていた神武天皇のもとに高木大神(あるいは天照大神)によって遣わされ、道案内をしたという伝説の烏。日本サッカー協会のシンボルマークとしても知られる。

宝物館

熊野那智大社に伝わる宝物を収蔵、展示する施設。
主な収蔵品には、金銀装宝剣拵(重文)、平安時代の古銅印(重文)、鎌倉時代の熊野本地仏曼荼羅、那智経塚の出土品がある。

秀衡桜

熊野那智大社は桜の名所として知られるが、境内の一角には奥州藤原氏の藤原秀衡が当社に参詣した際に植えたと伝えられる桜の木や後白河法皇手植えとされるシダレザクラがある。
また拝殿横の大クスの古木は平重盛の手植えと伝えられる。

那智の滝

那智の滝(一の滝)の前には当社の別宮である飛瀧神社があり(といっても拝殿や本殿は無い)、滝そのものをご神体として祀っている。

御朱印・御朱印帳

種類 ①「熊野那智大社」の御朱印、②「那智之瀧」の御朱印。
貰える場所 境内社務所。②は飛瀧神社でも。
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 社殿が描かれた御朱印帳があります。サイズは18×12㎝、値段は1200円。
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アクセス

電車・バス

JR紀伊本線紀伊勝浦駅→熊野交通路線バス那智山行き→(約30分)→終点の神社お寺前駐車場下車→徒歩15分→到着。紀伊勝浦駅からのバスは1時間に1~2本程度なので注意。

紀勢自動車道すさみ南インターチェンジ→県道36号線→国道42号線(熊野街道)→国道42号線(那智勝浦新宮道路)→那智駅近くで42号をでる→県道43号線→県道46号線→到着。
寺の駐車場まで行くには有料の防災道路(800円)を通る必要がある。

 
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