真如堂

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基本情報

知名度 ★★★
平均評価


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種類 寺院(天台宗)
アクセス 市バス真如堂前・錦林車庫前下車徒歩8分。無料駐車場5台分有り(紅葉シーズンは使用不可)。
概要 真如堂は京都市左京区にある天台宗の寺院で、一正式には鈴聲山真正極楽寺という。
寺伝によれば、984年(永観二年)、戒算が比叡山常行堂の阿弥陀如来を、藤原詮子(一条天皇の生母、藤原道長の姉)の離宮に移して祀ったのが始まりとされる。
紅葉の名所として知られで11月下旬から12月初旬の紅葉シーズンには、普段の倍以上の人が訪れる。
また、洛陽三十三所観音霊場五番であり、洛陽六阿弥陀巡拝一番でもある。11月のお十夜法要も有名。
所蔵の国宝に法華経6巻(京都国立博物館に寄託)があり、重要文化財に本堂、木造阿弥陀如来立像、紙本著色真如堂縁起 、紙本墨書慈円僧正消息、絹本著色普賢菩薩像などがある。
見どころ 本堂三重塔元三大師堂紅葉
拝観時間 9時~16時(行事などにより不定期で休みになること有り)
拝観料 大人500円、高校生300円 中学生200円、小学生以下無料
サイト http://shin-nyo-do.jp/
住所 京都市左京区浄土寺真如町82

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真如堂の見どころ

本堂

正面七間側面七間入母屋造本瓦葺の建物で、1717年(享保二年)の再建。
内部には、比叡山常行堂にあったもので円仁作とされる本尊の阿弥陀如来立像や最澄の作と伝えられる千手観音像、陰陽師安陪晴明の念持仏だという不動明王像を安置する。
この本尊は円仁が彫っている最中に「修行僧のための本尊に」と願った所首を横に振り、「それでは都で一切衆生、特に女人をお救い下さい」と言ったところ首を縦に振ったとの伝承を持ち「うなずきの阿弥陀」とも呼ばれて、女性の信仰を集めている。普段は見れないが11月15日には開帳される。

三重塔

本堂近くに立つ高さ約30メートルの塔。
宝暦年間(1751年~1763年)に建てられたのが最初だが、現存の塔は1817年(文化十四年)の再興。
三重塔の脇の御堂には、鎌倉から移したという「鎌倉地蔵」が祀られており、この地蔵は鳥羽天皇を誑かした妖狐玉藻前が退治されて石と化した「那須の殺生石」を1385年(至徳二年)に玄翁和尚が打ち砕いて、その片割れから造ったものとの伝説を持つ。

元三大師堂

第18代天台座主で比叡山中興の祖として知られる元三大師良源(912-985年)を祀る。降魔厄除けや富貴栄達などのご利益があるという。建物は1696年(元禄九年)の建立。

紅葉・桜・彼岸花

真如堂は紅葉の名所として有名で、11月下旬から12月初旬にかけてのシーズンには多く人で混み合う。
また境内は他にも桜、つつじ、シャガ、アジサイ、ムクゲ、百日紅、萩、彼岸花、白梅、椿など様々な植物が植えられており、四季折々の景観を楽しむことができる。

御朱印・御朱印帳

種類 ①洛陽六阿弥陀第一番「無量寿」、②洛陽三十三観音霊場第五番「大悲殿」
入手場所 ②は塔頭新長谷寺の御朱印ですがいずれも本堂内でいただけるようです。
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 御朱印帳は置いてありますがオリジナルではないようです。
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歴史

984年(永観二年)、延暦寺の僧戒算が比叡山常行堂の阿弥陀如来を、藤原詮子(一条天皇の生母、藤原道長の姉)の離宮に移して祀ったのが始まりとされる。更に、992年(正暦三年)一条天皇の勅願を受けて、神楽岡に本堂が建立された。
1468年(応仁二年)、応仁の乱を避けて比叡山青竜寺に移り、その後幾度か移転を繰り返し、1484年(文明一六年)、足利義政によって旧地に復興された。しかし、永禄年間(1573年~1592年)に再び移転し、1693年(元禄六年)に現在地に落ち着いた。

 
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