秋篠寺

[spp]

基本情報

知名度 ★★★
平均評価


0

種類 寺院(単立)
アクセス 近鉄奈良線大和西大寺駅から奈良交通バス押熊行きで秋篠寺下車すぐ。近鉄京都線平城駅徒歩12分。
概要 秋篠寺は奈良県奈良市秋篠町にある単立寺院。
創建について詳しい事情は不明で、当地の豪族秋篠氏の氏寺として創建されたとも、776年(宝亀七年)、光仁天皇の勅願により興福寺の善珠が創建したともいわれる。
その後、善珠の弟子の常楼によって伽藍が整備され、806年(延暦二十五年)には桓武天皇の五七忌が当寺で行われるなど大寺に発展したが、1135年(保延元年)、火災に遭い金堂、東塔、西塔などを焼失した。
鎌倉時代には復興され、隣接する西大寺との間で寺地や用水をめぐって論争が繰り返された。
宗派は当初法相宗で、834年(承和元年)、常暁律師が唐から大元帥秘法を伝えたことで真言密教の影響が強くなったが、近世には浄土宗となり、現在は単立の寺院となっている。
国宝に指定されている本堂とそこに安置される伎芸天立像や大元堂に安置される大元帥明王像が有名。
見どころ 本堂伎芸天立像大元帥明王像香水閣
拝観時間 9時30分~16時30分
拝観料 500円
サイト なし
住所 奈良県奈良市秋篠町757

[gad]

秋篠寺の見どころ

本堂

創建時の講堂の跡地に建てられた、正面5間側面4間、寄棟造本瓦葺の建物。
鎌倉時代中頃の建立と考えられているが、天平期の特徴を伝える純和様建築の代表作で国宝に指定されている。
堂内は床を張らずに土間になっており、本尊の薬師三尊像(重文)や伎芸天立像(重文)、帝釈天立像(重文)、地蔵菩薩立像(重文)、十二神将像などを安置する。

伎芸天立像

本堂に安置される高さ206cmの像で、頭部は天平時代の乾漆造、胴体は鎌倉時代の木造。
伎芸天とは大自在天(シヴァ神)の髪の間から生まれたという天女で、芸能をつかさどる女神として信仰される。
伎芸天像は日本では珍しく、古像では唯一の作例といわれる。また美像としても有名で、作家の堀辰雄や歌人の吉野秀雄らの称賛を受けている。

大元帥明王像

本堂の西側に位置する大元堂に安置される6本腕を持ち全身に蛇を巻き付けた忿怒像。
大元帥明王は密教で国家を守護する神として信仰された神であり、834年(承和元年)に唐から戻った常暁によってもたらされたが、現存する像は鎌倉時代の作。
秘仏であり6月6日のみ公開。こちらも非常に珍しく日本に一体しかないといわれている。

香水閣

境内の一角にある井戸の事。常暁がこの井戸の底の水面に映る像をみて不思議に思い法衣に描き写し、唐に渡った後それが大元帥明王だったことを知ったという伝説が残されたいる。
霊験あらたかな名水として知られ、天皇が東京に移るまでは毎年正月に御所に献上されていた。

広告

御朱印

種類 ①「本尊薬師如来」の御朱印、②「大元師明王尊」の御朱印(毎年6月6日に行われる大元帥明王像公開時限定)。
入手場所 拝観受付。
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 ないようです。

 
[gad45]

広告