金剛輪寺

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基本情報

知名度 ★★
平均評価


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種類 寺院(天台宗)
アクセス JR東海道本線稲枝駅からタクシーで15分。秋の紅葉シーズンには彦根駅からシャトルバスあり。駐車場あり。
概要 金剛輪寺は滋賀県愛知郡愛荘町にある天台宗の寺院。
寺伝によれば、741年(天平十三年)に聖武天皇の勅願で行基が創建したといい、平安時代の嘉祥年間(845-51年)に延暦寺の慈覚大師円仁が再興して天台宗の寺となったとされる(また渡来系氏族の依智秦氏が創建に関わったとする説もある)。
平安時代末期には木曽義仲討伐に向かう源頼朝が戦勝を祈願したと伝えられ、当地に勢力を持った佐々木氏の庇護のもと栄えたが、室町時代後期には次第に衰え、1571年(元亀二年)には近江に侵入した織田信長軍に焼かれて多くの堂宇を失った。
しかし、国宝に指定されている本堂など一部の建物は焼失を免れて今日まで残されており、歴史ある仏像も多い。西明寺、百済寺と共に湖東三山のひとつ。
見どころ 大行社庭園護摩堂二天門本堂三重塔
拝観時間 8時30分~17時
拝観料 600円
サイト http://www.kongourinji.org/
住所 滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺874

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金剛輪寺の見どころ

大行社

金剛輪寺の鎮守社で高御産巣日神を祀る。
元は本堂の近くにあったが、明治の初めに現在地へ移された。三間社流造の本殿は文安四年(1447年)の銘を持ち、国の重要文化財に指定されている。

庭園

総門を入って左が側には桃山時代から江戸時代にかけれ造られら庭園がある。
国の名勝に指定されており、「血染めのもみじ」として知られる紅葉や桜、さつき、アジサイ、睡蓮などが楽しめる。

護摩堂

庭園の奥に位置するお堂。
建物は1711年(正徳元年)の建立で、堂内には、平安時代の作で大黒天像としては最古の部類に属す荒々しい表情が特徴的な木造大黒天半跏像(重文)を安置する。

二天門

本堂手前に位置する門。
室町時代中期かた後期の建築とみられ、本来は重層門だったが、江戸時代に2階部分が取り払われたと伝えられる。左右には増長天像・持国天像を安置。

本堂

二天門の正面に位置する建物。
須弥壇にある銘から1288年(弘安十一年)の建立とされるが、旧本堂の木材を一部再利用したもので実際には室町時代前期の建築とする意見もある。
堂内には、開山である行基の作とれ、造る際に木に鉈を入れたら血を流したとの言伝えから「生身の観音」とも呼ばれる本尊の聖観音像や貞応元年(1222年)の銘を持つ阿弥陀如来坐像(重文)、正応元年(1288年)の銘を持つ慈恵大師坐像など数多くの仏像を安置する。
須弥壇は近江守護職・佐々木頼綱が当寺で元寇の役の戦勝祈願を行わせた礼に奉納したものとされ、佐々木家の家紋である四ツ目結紋が入っている。

三重塔(持龍塔)

本堂の隣に位置する高さ約22メートルの塔。
1246年(寛元四年)の建立とする説もあるが、建築様式からは室町時代の作とされる。長らく荒廃した状態にあり、1978年(昭和五十三年)に解体趣里が行われた。

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御朱印・御朱印帳

種類 ①近江西国第十五番「聖観世音」、②神仏霊場滋賀三番「聖観世音」、③びわ湖百八霊場「聖観世音」、④湖国十一面観音霊場第十一番「十一面観世音」、⑤近江七福神「大黒天」。
貰える場所 本堂内納経所または拝観受付。
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 本堂、三重塔が描かれた御朱印帳があります。サイズは16×11㎝。

 
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