明治神宮

基本情報

知名度 ★★★★★
平均評価


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種類 神社
アクセス JR山手線原宿駅、東京メトロ千代田線・副都心線明治神宮前駅下車→南参道。小田急参宮橋駅下車→西参道。東京メトロ副都心線北参道駅、JR山手線・都営地下鉄大江戸線代々木駅→北参道。駐車場あり→詳細
概要 明治神宮は東京都渋谷区代々木神園町にある神社で、明治天皇及び昭憲皇太后を祀る。
元々は井伊家の屋敷などのあった場所で明治以降は皇室の御料地となっていた当地に1920年(大正九年)創建。
約70万平方メートルの広大な敷地には、本殿、神楽殿宝物殿などが建つが、その多くの部分は246種類、17万本あるといわれる樹木に覆われており、都会とは思えないほど自然豊かな空間となっている。
普段から観光客が多いが、特に初詣の参拝客数は日本一なことで知られ、著名人の結婚式に使われる事も多い。
主な行事には、歳旦祭(1月1日)、紀元祭(2月11日)、 祈年祭(2月17日)、昭憲皇太后祭(4月11日)、春の大祭(5月2、3日)、明治天皇祭(7月30日)、人形感謝祭(10月2日)、大祓・除夜祭(12月31日)がある。
見どころ 大鳥居本殿神宮御苑清正の井宝物殿宝物展示室
拝観時間 日出開門、日没閉門(最長は6月の5時~18時30分、最短は12月の6時40分~16時)。授与所は9時~16時20分。
拝観料 境内自由(御苑は御苑維持協力金500円、宝物殿は施設維持協力金500円)
サイト http://www.meijijingu.or.jp/
住所 東京都渋谷区代々木神園町1-1

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明治神宮の見どころ

大鳥居(二の鳥居)

北参道・南参道を折れたところにある高さ12m、幅17.1m、柱の直径1.2mという巨大な鳥居で、木造の明神鳥居としては日本一の大きさを誇る。
創建時に建てられら初代の鳥居は1966年(昭和四十一年)に落雷で損傷し、現存するのは材木商の川島康資氏らの支援で1975年(昭和五十年)に再建されたもの。
初代、二代目ともに台湾の阿里山連峰で伐採された木材が使用されている。なお、初代の鳥居は埼玉県の大宮氷川神社に移築されて現在も使われている。

本殿

創建時の本殿は1945年(昭和二十年)にアメリカ軍による空襲で焼失し、現存するのは1958年(昭和三十三年)の再建。明治天皇とその皇后である昭憲皇太后を祀る。

神宮御苑

南参道左手に広がる庭園の事。江戸時代から加藤家、井伊家の下屋敷の庭園として使われてきた場所だが、明治になり宮内省の所管となると代々木御苑として整備された。
明治天皇お気に入りの場所だったといい、「うつせみの 代々木の里は しづかにて 都のほかの ここちこそすれ」という歌が残されている。
苑内には隔雲亭、お釣台、あずまやなどがあり、菖蒲田では6月にハナショウブが見ごろをむかえ、秋には紅葉も美しい。
3月-10月→9時~16時30分、6月→8時~17時(土日18時)、11月-2月→9時~16時。入苑料500円。

清正の井

御苑の奥にある湧き水の事で、加藤清正(1562-1611年)が自ら掘ったと伝えられている。
清正は賤ヶ岳の戦で七本槍の一人に数えられた豊臣方の武将で関ケ原の戦いでは東軍側で参戦し、戦後肥後一国を与えられ肥後熊本藩初代藩主となった人物。
当地には元々加藤家の下屋敷があったことからこの伝承がうまれた。現在はパワースポットとしても知られる。

宝物殿

境内の北側にあり、国儀車など明治天皇・昭憲皇太后ゆかりの品々を展示する。
1921年(大正十年)に完成した建物は正倉院をモデルとした校倉造で、コンクリート製の近代和風建築の代表的建造物として重要文化財に指定されている。
土日祝日のみ開館、9時~16時30分(12-2月は~16時)、入館料500円(宝物展示室と共通)。

宝物展示室

明治神宮文化館内にある展示室で、明治天皇ゆかりの品や明治時代に関する史料が展示されている。
常時開館、9時~16時30分(12-2月は~16時)、入館料500円(宝物殿と共通)。

おみくじ

明治神宮でも他の神社と同じようにおみくじを引くことができるが、明治神宮のおみくじには吉凶が書かれておらず、代わりに明治天皇や昭憲皇太后が創られた歌とその解説が大御心と題して書かれている。
戦後に一般の宗教法人となった際におみくじを出すことにしたが、何か特色あるものにということで考えられたものだという。現在では英文のおみくじもあり外国人参拝客の好評を得ている。

御朱印・御朱印帳

種類 「明治神宮」の1種類。
入手場所 神楽殿にある御朱印所。
値段 1件300円
オリジナル御朱印帳 あり。値段は1000円、サイズは縦16cm×横11cm。

歴史

当地は江戸の初めに熊本藩の加藤家が下屋敷(別邸として構えられた大名屋敷)とした場所で、後には彦根藩の井伊家の下屋敷となっていたが、明治に入ると宮内省の管理となり南豊島御料地と呼ばれた。
明治天皇が1912年(明治四十五年)、昭憲皇太后が1914年(大正三年)に崩御すると、国民の間で天皇を祀る神社をという気運が高まり、1915年(大正四年)に官幣大社明治神宮の創建が決定された。
当時、代々木御苑と呼ばれた現在の神宮御苑以外の敷地は畑や荒れ地であり、そこに神宮の杜を創るため植林が計画されたが、当時総理大臣だった大隈重信は神聖な場所に藪をつくるのかといい、日光東照宮や伊勢神宮のような杉林にすることを主張した。しかし学者などは関東ローム層に杉は適さないと反対して、、全国から奉納された約10万本もの樹木が青年団の勤労奉仕により植林され森が形成され、1920年(大正九年)には社殿も完成した。
その後、第二次世界大戦中の1945年(昭和二十年)、アメリカ軍機の爆撃を受けて本殿など主要な建物を焼失したが、1958年(昭和三十三年)までに再建された。
なお、境内に代々木の地名の由来といわれるモミの木があったが、この木も空襲で失われている。

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アクセス

原宿駅・明治神宮前駅から

JR山手線原宿駅表参道口からまっすぐ進むとすぐの所に神宮橋があり、東京メトロを利用する場合は千代田線明治神宮前駅2番出口を出てUターンすると神宮橋の所に出ます。いずれも橋を渡り、目の前が明治神宮の原宿口となります。

代々木駅から

代々木口へはJR代々木駅西口あるいは都営大江戸線代々木駅A1出口を出て代々木駅交差点を渡り、北参道入口交差点で神社本庁のある右の通りに入るとすぐです。所要時間は約5分。

参宮橋駅から

小田急線参宮橋駅から改札出て右折、参宮橋交差点でさらに右折、そのまま直進すると参宮橋口に着きます。所要時間は約5分。

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