鎌倉・浄明寺エリアに佇む報国寺は、「竹の寺」の愛称で親しまれる臨済宗建長寺派の古刹です。1334年(建武元年)の創建と伝わり、足利氏・上杉氏ゆかりの菩提寺として知られています。

喧騒から離れた静かな谷戸に位置し、鎌倉観光の中でも特に癒やしを求める旅行者に人気のスポットです。(ご参考:報国寺の詳細

見どころ:2000本の孟宗竹が生む幽玄の世界

境内の奥に広がるのは、2000本を超える孟宗竹の竹林です。

竹林内には散策路が整備されており、青々とした竹の間から差し込む木漏れ日を浴びながら歩くことができます。散策路の突き当たりには「休耕庵」という茶席があり、竹林を眺めながら抹茶をいただくひとときは、報国寺ならではの贅沢な体験です。

参道や本堂裏手には、玉砂利と植栽で山と川を表現した枯山水庭園もあり、こちらも見応えがあります。春にはサンシュユやレンギョウ、初夏にはミヤコワスレやオオデマリ、秋は紅葉、冬は椿と、四季折々の花が境内を彩ることも魅力のひとつです。また境内奥には、鎌倉幕府の重臣・足利家時や、第四代鎌倉公方の子・足利義久の墓と伝わるやぐら(横穴式の墓所)も残されており、鎌倉武士の歴史に思いを馳せることができます。

毎週日曜の早朝7時30分から10時30分には、本堂脇の建物で座禅会が開かれ、事前予約なしで一般の人も参加可能です(途中退席は不可)。心を静めて竹林の空気を味わう、報国寺らしい過ごし方といえるでしょう。

御朱印

報国寺では2種類の御朱印がいただけます。ひとつは鎌倉三十三観音霊場第十番の「聖大悲殿」、もうひとつは鎌倉十二仏の「南無観世音」です。受付時間は9時から16時まで。拝観前に御朱印帳を預け、竹林散策の間に書いていただくことも可能です。

拝観料・営業時間

竹庭の拝観料は一人300円。抹茶をいただく場合は拝観料に加えて600円が必要です。拝観時間は9時から16時(抹茶の受付は15時30分まで)で、12月29日から1月3日は休観となります。

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アクセス

JR鎌倉駅東口を出て、駅前ロータリーを抜け、若宮大路(県道21号線)を左へ進みます。鶴岡八幡宮の突き当たりを右折し、県道204号線を朝比奈方面へ道なりに進むと「報国寺入口」の信号があるので、そこを右折すると到着します。鎌倉駅からは徒歩約30分。バスを利用する場合は鎌倉駅からアクセスも可能です。境内前には無料駐車場がありますが、駐車台数は5台程度、利用時間は30分までと限られているため、公共交通機関の利用がおすすめです。

竹林の静けさと歴史の重みを同時に味わえる報国寺は、鶴岡八幡宮など定番スポットを巡った後に立ち寄りたい、鎌倉の隠れた名所です。

参照:報国寺

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