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基本情報
知名度 | ★★★ |
平均評価 | |
種類 | 寺院(本山修験宗) |
アクセス | 京阪宇治線三室戸駅徒歩15分。駐車場300台分あり(500円/日)。 |
概要 |
宇治市莵道滋賀谷にある本山修験宗の寺院。 寺伝によれば宝亀年間(770年~782年)に光仁天皇の命を受けた奈良大安寺の行表が創建したとされる。 また伝承によれば白壁王(後の光仁天皇)が宮中を照らす光を不審に思い藤原犬養に調べさせたところ宇治川の支流志津川で千手観音に出会い、その時流れてきた二臂の観音像を祀ったのが当寺の始まりとされ、当初は御室戸寺と称した。 その後しばらくの歴史は不明だが、1099年(康和元年)には園城寺(三井寺)の隆明によって再興されたという。 文明年間(1469年~1487年)に後土御門天皇の命で現在地に移り、1573年(天正元年)には織田信長と足利義昭の戦いで足利方に味方したため焼き討ちされている。 現存の堂宇は江戸時代後期の再建。あじさいで有名で、西国三十三観音霊場第10番札所としても知られる。 |
見どころ | 本堂、三重塔、宝物殿、あじさい、狛兎・狛蛇、宝勝牛 |
拝観時間 | 4月1日-10月31日→8時30分~16時30分。11月1日-3月31日→8時30分~16時。 |
拝観料 | 大人500円、小人300円(宝物殿別途300円、毎月17日公開) |
サイト | http://www.mimurotoji.com/index.php |
住所 | 京都府宇治市莵道滋賀谷21 |
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三室戸寺の見どころ
本堂
正面5間側面4間重層入母屋造の建物で正面に3間の拝殿を設ける。1814年(文化十一年)の再建。
内部には本尊で秘仏の千手観音立像が安置されている。
三重塔
1704年(宝永元年)建立で、1910年(明治四十三年)に兵庫県の高蔵寺から移築したもの。高さ16m。
内部には大日如来像を安置するが非公開で見ることはできない。
宝物殿
三室戸寺に伝わる貴重な文化財を収蔵するための施設。
嵯峨清凉寺式の釈迦如来立像(重文)や毘沙門天立像(重文)、木造阿弥陀如来及び両脇侍坐像(重文)などを安置する。拝観料300円毎月17日公開。
あじさい
境内には中根金作(1917-1995年)作庭の5000坪にも及ぶ巨大な庭園があり様々な植物が植えられている。
特に有名なのがあじさいで、6月~7月初旬まで開園されるあじさい園では西洋アジサイ、額あじさい、柏葉アジサイ、幻の紫陽花と呼ばれる七段花など50種類、約10000万株のアジサイが咲き乱れる。
更に6月中の最盛期の土日には19時 ~21時にかけて夜間ライトアップが行われ幻想的な風景を楽しむことができる。
また、4月下旬~5月上旬は約20000株のツツジと約1000株のシャクナゲが、6月下旬から8月上旬には本堂前で蓮が見ごろをむかえ、秋には紅葉も美しい。
狛兎・狛蛇
本堂前にあるシュールないでたちのウサギの石造と人頭を持った蛇の石造の事。
ウサギはこの地域と関係が深い(菟道=宇治)応神天皇の皇子菟道稚郎子を道案内したとの伝承があり、「莵道」はウサギが通ってできた道を意味するとの説もある。
蛇の像は穀物、幸福、利益、知恵、財力などの神として信仰される宇賀神を表す。
宝勝牛
本堂前にある牛の石像の事で、空いた口の中にある石の玉を撫でると勝運がつくといわれている。
また、腹に開けられた小さな覗き窓からは胎内におさめられた牛の木像を見ることができる。
牛が祀られているのは、富右衛門という百姓が飼っていた弱々しい子牛に三室戸寺境内の草を食べさせたところ観音様のご利益により立派な牛になり、闘牛で勝ち賞金を得たとの故事に基づく。
御朱印・御朱印帳
種類 | ①西国第十番「大悲殿」の御朱印、②西国十番御詠歌の御朱印、③「浮舟」の御朱印、 |
入手場所 | 納経所。 |
値段 | 1件300円 |
オリジナル御朱印帳 | ないようです。 |
アクセス
三室戸駅から
三室戸寺の最寄り駅は京阪電車宇治線の三室戸駅で、東へ歩いて約15分で到着。
駐車場
拝観客専用の駐車場があり、収容能力は300台で利用料金は乗用車が500円でバスが2,000円となっている。
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