浄瑠璃寺

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基本情報

知名度 ★★★★
平均評価


0

種類 寺院(真言律宗)
アクセス JR大和路線加茂駅からコミュニティバスで浄瑠璃寺下車すぐ。または奈良駅から急行バス浄瑠璃寺下車すぐ。
概要 京都府木津川市加茂町西小札場にある真言律宗の寺院で、本堂に9体の阿弥陀如来像を安置することから九体寺あるいは九品寺の別称もある。
寺伝によれば、1047年(永承二年)に義明上人という僧が阿知山大夫重頼を檀那として本堂を建てたのが始まりとされ、古くは西小田原寺と称した。
1107年(嘉承二年)に阿弥陀堂と建てられ、後には庭園が造られるなど鎌倉時代初期頃までに寺観が整えられた。1343年(康永二年)に火災に遭うが本堂や三重塔は無事だった。
建物では本堂と三重塔が、仏像では造阿弥陀如来坐像9躯と木造四天王立像が国宝に指定されており、重要文化財となっている寺宝も多い。また、庭園は特別名勝・史跡に指定されている。
見どころ 本堂三重塔阿弥陀如来坐像・四天王立像庭園・紅葉
拝観時間 9時~17時(12月から2月は10時~16時)
拝観料 300円
サイト なし
住所 京都府木津川市加茂町西小札場40

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浄瑠璃寺の見どころ

本堂

正面十一間側面四間寄棟造の建物で、1107年(嘉承二年)に建立され1157年(保元二年)に現在地に移築された。
内部には9体の阿弥陀如来像を安置するため九体阿弥陀堂とも呼ばれ、このような形式の御堂はかつて京都周辺に30以上あったとされるが、現存するのは当寺の本堂だけである。

阿弥陀如来坐像・四天王立像

木造阿弥陀如来坐像は9体とも檜の寄木造で、上品下生印を結ぶ中尊だけが224cmと少し大きく、上品上生印を結ぶ他の像は140cm前後。造られた年代は1047年(永承二年)とする説と1107年(嘉承二年)とする説がある。
四天王像は本堂内には持国天と増長天のみが安置されており、広目天は東京国立博物館、多門天が京都国立博物館に寄託されている。いずれも平安時代後期の作とされ、極彩色の截金文様が施されている。

三重塔

本堂の対岸に位置する3間四方、高さ15.3mの塔。
1178年(治承二年)に京都の一条大宮から移築したとされるが、元の寺院の名前や建立年代は不明。
内部には十六羅漢図(重文)などの壁画が施され、薬師如来(重文)を安置する。

庭園・紅葉

池を中心とした浄土式庭園で、薬師如来のいる寺名の由来である東方浄瑠璃世界を表現している。
池は1150年(久安六年)に奈良興福寺一乗院の恵信が掘ったもの。周辺にはアヤメ、アジサイ、キキョウ、スイセン、萩などが植えられ、秋には紅葉が美しい。

 
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