梅の見ごろ
梅はバラ科の落葉高木で、桜よりも早い早春に白・紅色など花を咲かせます。
鎌倉での梅のシーズンは、品種や場所、その年の気温や天候によっても異なりますが、だいたい1月の下旬~3月中旬といったところです。イメージとしてはこんな感じです。
早い(1月下旬以降) | 荏柄天神、長谷寺 |
普通(2月初旬以降) | 英勝寺、円覚寺、海蔵寺 |
遅い(2月中旬以降) | 十二所果樹園、浄智寺、瑞泉寺、東慶寺 |
とはいえ、開花時期は年によって変わりますので、該当スポットのWEBサイトを見るかツイッターで「スポット名 梅」で検索して確認してから行くのがよいでしょう。
おすすめスポット
円覚寺
円覚寺は北鎌倉駅の目の前にある臨済宗の寺院で、1282年に無学祖元を開山として創建された歴史あるお寺です。
梅は三門付近など境内のあちこちで見ることができます。
海蔵寺
海蔵寺は扇ヶ谷にある臨済宗建長寺派の寺院。
植物の多いお寺で四季折々の景観が楽しめますが、山門を入ったところなどに梅が植えられおり、早春には梅の花見ができます。
荏柄天神社
荏柄天神は二階堂にある菅原道真を祀る神社。
大宰府天満宮には左遷された道真を追って飛んできたいう伝説を持つ「飛梅」があるなど道真は梅をこよなく愛したといわれ、各地の天満宮には梅の木が植えられていることが多いですが(社紋も梅の花ですね)、荏柄天神でも例にもれず社殿周辺では紅白の梅が咲き誇ります。
瑞泉寺
瑞泉寺は二階堂にある臨済宗の寺院。
開山の夢窓疎石の作庭と伝えられる庭園が有名な山間にある静かなお寺で、梅は入口付近や本堂周辺で楽しめます。
十二所果樹園
鎌倉市十所にある果樹園。
鎌倉駅からけっこう離れた山中にあるため、訪れるのは地元の人中心ですが、ものすごい数の梅の木があります(ただ、私が写真を撮りに行った2月中旬にはまだほとんど咲いてませんでした)。穴場スポットといっていいでしょう。
住所:神奈川県鎌倉市十二所七曲
英勝寺
英勝寺は鎌倉市扇ガ谷にある浄土宗の寺院。現在の鎌倉では唯一の尼寺です。
梅は通り側の庭園や本堂周辺で見られます。本数も多く、見ごたえのあるスポットです。
長谷寺
長谷寺は長谷にある浄土宗系の単立寺院。
桜、アジサイ、紅葉など様々な植物の楽しめるお寺ですが、梅も見ごたえがあります。
光則寺
光則寺は長谷三丁目にある日蓮宗のお寺。
境内にはものすごい種類の植物が植えられており、ウメも池の周辺などで見ることができます。
梅巡りコース
梅が楽しめるスポットを多く巡れるようなコースを2つ考えてみました。
北鎌倉から鎌倉駅
北鎌倉駅で降り、円覚寺などによった後、亀ヶ谷切り通しを通って扇ヶ谷方面に抜け、鎌倉駅に向かいます。
十二所から鎌倉駅
鎌倉駅からバスで十二所まで行き、あちこちに寄りながら歩いて鎌倉駅に戻ります。
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