鶴岡八幡宮
鶴岡八幡宮は鎌倉駅から徒歩10分程のところにある神社。
おすすめの理由としては鎌倉の歴史を説明するのにわかりやすい場所だと思われるからです。
鶴岡八幡宮を創建したのは源頼朝ではなくその祖先である源頼義ですが、伊豆で挙兵して石橋山の戦いで敗れ安房に逃れた後鎌倉に入った頼朝が現在地へ移し都市の中心に据えました(元の場所には由比若宮が残っています)。
境内には、清和源氏の氏神で八幡三神ともよばれる応神天皇・神功皇后・比売神を祀る本宮、履仲天皇・仁徳天皇などを祀る若宮、源頼朝と第三代将軍源実朝を祀る白旗神社、倉稲魂神を祀る丸山稲荷神社、鎌倉江の島七福神のひとり旗上弁財天を祀りパワースポットとしても知られる旗上弁財天社があり、本宮横の宝物殿では鶴岡八幡宮に伝わる文化財を拝観することができます。
本宮へ続く石段横の大銀杏は鎌倉幕府3代将軍源実朝を暗殺した前将軍源頼家の遺児公暁が隠れていたとの伝説を持つ古木で、2010年に強風によって倒れてしまいましたが現在も幹が残されています。
奥の方には(本ページの地図参照)、承久の乱(後鳥羽上皇らが鎌倉幕府を倒そうとして挙兵し敗れた事件)で流刑となって後鳥羽、土御門、順徳を祀った今宮神社もあります。
また、近くには頼朝の墓もあるので、八幡宮に参拝した後行ってみると面白いかもしれません。
八幡宮では鳩が神の使いとされており、本宮に掲げられた「八幡宮」の「八」の字はハトになっているのでぜひ確かめてみて下さい。
円覚寺
円覚寺はJR横須賀線の北鎌倉駅目の前にある臨済宗の寺院。
1282年に時の執権北条時宗が開基、中国から渡来した僧無学祖元が開山となって創建された歴史ある寺院で、室町時代には鎌倉五山第二位に列せられました。
禅宗はヨーロッパやアメリカで人気が高く、円覚寺は初めて欧米に禅宗を紹介した鈴木大拙ゆかりの寺でもあります。
境内は広く、鎌倉で唯一の国宝建築物である舎利殿(特別公開期間以外は遠くからからしかみれませんが…)や北条貞時が蒙古襲来で混乱した国家の安泰を願って奉納したもので同じく国宝にしていされている洪鐘(おおがね)など見どころがたくさんあります。
週末などには一般人も参加することのできる座禅会が開かれているので興味のある人はいかがでしょうか。
建長寺
北鎌倉駅から徒歩15分ほどのところにある臨済宗の寺院。
執権北条時頼を開基、蘭渓道隆を開山として創建され、室町時代には鎌倉五山第一位に列せられました。
蘭渓道隆は円覚寺の無学祖元と同じく中国出身者なので、中国人の方にはそのことを話てみるとよいかもしれません。
境内は広く、奥の方に行くと半僧坊権現を祀るお堂があり、その周辺には天狗の銅像がいくつもあります。
その奥はそのまま山に繋がっていてハイキングコースがあるので、そのまま山歩きをしてみるのもよいかもしれません。
大仏(高徳院)
高徳院は長谷にある浄土宗の寺院。
高徳院といっても通じないかもしれませんが、あの「鎌倉大仏」がいるお寺です。
大仏は外国人にも人気が高いらしく、外国人観光客の多いスポットです。記念写真を撮るのにもいいですね。
拝観料20円を払えば大仏胎内にも入ることができるのであらゆる角度からじっくりと観察してみて下さい。
境内には他に李氏朝鮮の王宮内にあった月宮殿を移築した観月堂や与謝野晶子などの歌碑があります。
長谷寺
長谷寺は江ノ電長谷駅近くにある浄土宗系の寺院で、長谷観音とも呼ばれています。
観音堂に安置されている本尊十一面観音像は高さ9m以上もある巨像で、なかなかインパクトがあり、他にも、源頼朝が42歳の厄除けのために造立した伝えられる阿弥陀如来坐像を安置する阿弥陀堂や文永元年(1264年)の銘を持つ梵鐘を吊るす経楼、江ノ島・鎌倉七福神のひとりである大黒天を祀る大黒堂などがあります。
また境内は桜やアジサイなどの名所として知られ、秋には紅葉のライトアップも行われます。
報国寺
報国寺は鎌倉市浄明寺にある臨済宗建長寺派の寺院。
「竹の寺」として知られ、美しい竹の庭園で有名です。
竹はアジアには多いですがヨーロッパやアメリカではほとんど自生していませんので欧米系の外国人の方に珍しいようで、非常に人気のあるお寺となっています。
また庭園内にある茶室では抹茶をいただくことができ、「和」の雰囲気を味わうころができます。
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